Penguin かるた P. 2 ペンギンイラスト入り口へ戻る



る〜ね



「キングのやつらが集まってますぜ。」
「よっしゃ、こっちもや!」

集まって何をするというワケじゃないんですけど。水族館などでは、種類ごとにお気に入りの場所が決まっているようですね。

実際には、孤立派だけでなく集団派ペンギンにも、親分すなわちリーダーというものは存在しません。


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ジェンツーペンギンは、尾羽が長い。ピンと伸ばして、スタイリッシュに子育て中。

石ころを集めて作った巣、おなかの下に保護色のヒナがいます。わかりますか?


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大きいと思っていたキングペンギンも、エンペラーの前ではお子様サイズですね。

エンペラーは身長 100センチ(体長120)、キングは身長 70センチ(体長90)くらいだって。

見分け方その1: 頭部のパッチ、キングはクッキリきれいな勾玉形。

その2: キングの胸は鮮やかオレンジグラデーション。

その3: キングのフリッパーは長くてイカス。

私は断然キング贔屓です。


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昔、ペンギンは油をとる目的で釜ゆでにされたりしたそうです。寒さを防ぐための脂肪が多いのです。

後ろのポスター、なぜか五右衛門ふうの釜。


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「どや、見てみい。ワシがいちばん大きゅうてキレイやで。」

春に換羽して、ピッカピカのニュールックで自分を売り込むキングのオス。『恍惚のディスプレイ』という動作だそうで。

メスのお気に召したらペア成立。お互いに首を伸ばしたりおじぎしたりの『相互ディスプレイ』に入ります。

だいたい前年の相手とペアになりますが、三角関係や浮気に離婚再婚なんかもあるそうです。やっぱり人間っぽい。


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バケツ1杯独り占めしたわけじゃないと思いますけど。

くちばしと足が黄色い、ジェンツー。頭には可憐なリボン模様。

南極大陸近くの島々と、南極半島の端っこに棲む、中型のペンギン。泳ぐのがいちばん速いといわれます。


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「そうかいな、そっちかいな。」
「さよか〜、ほなワシも。」
「ワシもや〜。」

1羽が動くとついついて行ってしまうキングペンギン。ぞろぞろ。パレードじゃなくても、列になって歩いています。

(しまった〜! 下の絵と同じっぽい・・・。)


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「ちょっとそこ、のいたってんか。」
「ひょえ〜、キング一家や〜。」

べつに威張っているワケじゃないんだけど、そんなふうに見えるのが、パレード中のキング。

頑丈な足で体重を支えます。水にもぐるため、空を飛ぶ鳥よりもずっと重いです。ずっしり 10〜16キロくらいにまでなります。


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「どやっ。」
「ど〜やろ。」

キングペンギンの首は、ぬ〜んっと長く伸びます。『よ』のキングは上に伸びてましたが、もちろんこんなふうにも。

骨格を見ると、長い首はふだん身体の中でS字形に曲がっているんだって。タルミが出ないようにうまくできているんですね。


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尻尾の付け根にある尾脂腺から油が分泌されます。これをくちばしに付けて、体じゅうの羽に塗り、水をはじくようにします。

フンボルトペンギンは、胸に1本線。くちばしの付け根がピンクなのは、放熱のため、羽が生えてないのです。暖かいところに棲むペンギンなので、日本の夏も平気。

お茶目な愛敬ナンバーワンだと思います。


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