越前松島水族館 Page 8 フンボルト新プール、キングの抱卵 | |
連休頃に改装されたフンボルトプール。塗装コンクリートにマットだったのが、砂利石を埋め込んだ足つぼマッサージふうの床になりました。 水はけや足裏刺激の点で、ペンギンによいのだそうです。 | |
ただいまフンボルトは24羽。 | |
さて、プール出入り口の向こうに見えているのは、大きなサボテンです。 | |
こちらは隣接の「ペンギンランド」。野生棲息地を再現した別邸です。土を入れ、草を生やして、人造サボテンを配しています。 矢印のあたりが、上の写真に写っている連絡通路。ペンギンたちは自由に行き来できます。 ガランとしていますが、誰かいますか〜? | |
はい、ものおじしない個体が来ています。 | |
サボテンの間を用心深そうに歩いたり、 | |
まったりと寝転がったり。 あちこちに土に穴を掘った後がありました。掘るところを見てみたいですね。 | |
給餌タイムです。スロープをペタペタとおりてきてエサに接近する個体。スロープ越しに首を伸ばす個体。 |
「ちょっと、そのバケツ、待ったってや〜!」 エサバケツを先頭にお散歩に出かけるところです。 | |
フリッパーバンド付け替えの図。取り押さえていなくても、腕で囲われただけでじっとしています。おりこ〜です。 お散歩で人に近づくのに慣れているかららしいです。キングだとこうはいきません、捕まるのが嫌いですごく抵抗します、とのことでした。 | |
こちらはオウサマペンギン館のイワトビペア。ぎゅうぎゅうと、仲良く巣におさまっています。 今期は無精卵でしたが、再チャレンジがあるかと巣台を残してあるのだそうです。でも、そろそろ期限切れですって。 | |
「なんやねん、あんた〜。」 近づいてきた長男の白君。 奥にいるのは換羽中の末っ子イワトビ。長男よりも体が大きく、態度も大きかったのですが、換羽で思うように動けなくなったら、立場が弱くなったとか。 | |
こちらはキングの若鳥ハッちゃん。紫バンドです。他のキングは誰も相手になってくれない・・・というか、近寄ると怒られるので、 | |
イワトビに遊んでもらっているのでしょうか? ハッちゃんと換羽中の末っ子イワトビ。 |
その他: フンボルトの野生棲息地を再現した「ペンギンランド」。どうも、今のところ改装した従来プールの方に人気が集まっています。 みんな、土の感触よりも足つぼマッサージのほうがお好きなのでしょうか。それともサボテンがお気に召さないのでしょうか。 もっとも、ペンギンは好奇心旺盛な一方で臆病です。それに、コンクリート床でも、彼らにはそれが当たり前だったのですから、わざわざ新しい環境に出向いていって馴染むまでは時間がかかるのかもしれません。 追記: 白君は、実は白ちゃん、メスだとわかりました。 June 2008 |
キング抱卵中
ガラスの3分の1を目隠ししています。今期は衝立仕切はありませんから、右側から抱卵の様子を見ることができます。 3組抱卵していますが、1組はニセモノ。ゴー君ロク君のオスペアです。彼らがS席(写真左端、壁とガラス目隠しで直角に囲まれた隅っこ)を陣取ってしまったので、 | |
A席(鈍角になった隅)にヨン君ナナちゃんペアが、自由席にサン君イッちゃんペアがおりますが・・・ 壁際のヨン君ナナちゃんペアに比べて、手前のサン君イッちゃんペアはなんか様子がヘンじゃないですか? イッちゃん(赤)、サン君(青)、ヨン君(黄)、ゴー君(緑)、ロク君(白)、ナナちゃん(橙)、ハッちゃん(紫)。ハッちゃんは性別不明。 | |
ナナちゃん:「あんた、しっかりな。」 ヨン君:「まかしとき。」 フリッパーを腰に当てて、ナナちゃんが励ましているように見えます。 ヨン君は父性本能旺盛で、他人のヒナが気になってしかたなかった、そして昨シーズンは無精卵の残念賞だった、あのキングです。 | |
イッちゃん:「うちは知らんで。」 サン君:「しょ〜がないな〜。」 ずいぶん距離を置いています。このペアはナナちゃんハッちゃんの両親です。 サン君が子育てに非協力的(というか妨害気味)だったので、2回ともイッちゃんが一人で育てました。それで、「今度はやってもらお〜」と思っているのかも。 |
7羽いるキング、3組が抱卵中で固まっているので、自由に動いているのはハッちゃんだけ。抱卵ペアに近づいては威嚇されていました。 写真に撮ることが不可能な隅っこにオスペアが陣取って、抱卵気分で盛り上がっています。タマゴはありませんが、真剣です。いつまでやっているかは、他の抱卵ペアの様子次第なのだとか。 彼らが特等席を取ったので、サン君イッちゃんペアが落ち着けない場所で抱卵する羽目になってしまいました。場所が悪いのか、サン君は、しばしばタマゴを抱いたまま移動します。(上の写真でも、向きが変わっています。) このままではタマゴが割れないか、ヒナが孵ったら踏んでしまわないか、懸念されております。 追記 その後、イッちゃんのタマゴは発生停止卵で破卵しました。ナナちゃんのタマゴはヒナが孵りましたが、1週間ほどで急死しました。成長は順調だったそうで、残念です。 |
おまけ
荒野のフンボルト。
ウレタン製のトゲなしサボテンですが、壁絵とあいまって雰囲気出てます。