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旭山動物園 Page 9 (2012/02/02) 冬景色のペンギン

放飼場風景

 
トボガン広場に誰かいます。
キングが1羽、囲い枠についた雪で遊んでいます。

後のペン友さん情報によると、男鹿から出向してきている女王様ペンギンだそうです。

男鹿で見たときから高いところが平気でした。だからトボガン広場へのブリッジなど、へっちゃらなんですね。
女王様が本部へお帰りになります。ゆうゆうとスロープを上がり、
時々下をのぞき込んだりしながら余裕で歩道橋を渡ります。
下りスロープにさしかかりました。

それにしても、たいていキングが歩くときはフリッパーを広げるのですが、女王様はピッタリ身体にくっつけていますね。
下りスロープの終点には、大きな段差があります。首を伸ばして高さをよ〜く見極めています。

このあと、エイヤッと飛び降りました。
キングのヒナちゃんと父キング。近寄ってくる他個体をこまめに追い払っています。
ヒナが「おなかすいた」コールをすると、とりあえず吐き戻しポーズをするのですが、給餌には至りません。
「がっかり」ポーズのヒナ。
仁王立ちでお昼寝するヒナ。父親の後ろ姿が疲れ気味に見えます。

例年のヒナと同じく、「お年寄り」だとか「うそ〜」という声がかかります。
こちらでは早くもラブコールしてます。ただしオスどうし。

向かい合っているのが本命なのでしょうが、そこにやって来た第三のオス。
本命の座を奪い取り?2羽で練り歩きます。

大柄な方がさっきラブコールしてた個体、ついて行ってる小柄な方がさっきの「第三のオス」。
甲斐甲斐しく羽繕いしてあげている小柄キング。
いかにも仲良しです。
最近の旭山にしては珍しく空いていたので、水中もゆっくり観察できました。

ジェンツーがアワをなびかせて泳いでいます。キングは見ている間1羽も泳ぎませんでした。
屋内の岩場には、イワトビが鈴なり?
昨年生まれの亜成鳥です。
ジェンツーエリアに腰を据えちゃったフンボルト。
屋外、巣穴前の坂道ではへっぴり腰のフンボルト。

こちらを向いているのはキング若様。順調に成長中のようです。
「外に出なさい」と言われたらしいフンボルト。わらわらと出てきました。
プールサイドで母親にお食事をもらうジェンツー亜成鳥。親とそっくりの姿形になっても、まだまだ子供?
上の写真を拡大。

吐き戻し物が見えました。ナナメにクチバシを合わせて、こうやって流し込むのですね。こぼさずに上手く食べてます。
スイスイ泳ぐジェンツー。でも、白く見えている氷は避けているようです。警戒しているのでしょうか。
散歩の時間が近づいて、出番を待ち構えるキング。
ジェンツーも張り切って出てきました。

キングの先頭は、トボガン広場にいた女王様です。
次々と出てきます。段差に注意。

白矢印のところ、1羽が足を滑らせました。
お〜っと、転んだ! 素早く立ち上がろうとします。次の個体がアブナイ!

なお、ぐっと踏みとどまった次の個体は、どうもヒナの父親ではないかと思います。

上の写真の体勢からだと、人間だったら後ろに倒れると思うのですが。なぜかキングは前に倒れる?
日差しがまぶしい中、気持ちよさそうに歩いて行きます。
キングのヒナはお留守番。母キングが一緒に残りました。
こわカワイイ盛りです。どこがコワイって、やっぱり目でしょう。
ん〜っと伸びをしてフリッパーをフリフリ。元気に大きくなってね。
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オマケ写真 1



父親に餌をねだるキングひなちゃん。
父親の顔が痩せて見えるのは、子育て疲れ?



オマケ写真 2



歩道橋からエイッと飛び降りた女王様。滑りましたが、何とか転倒を避けました。
なぜか飛び降りたときと身体の向きがほぼ反対になってます。




その他展示など

日中の気温、マイナス7.2度。

晴れているし風がないので、さほど寒さは感じません。
暖房の入った休憩所に、空飛ぶジェンツー。
学習ホールでは「ペンギン展」にてペンギンの資料展示。

ペン友さんのフォークランド野生ペンギン写真展も合わせて開催されてました。
ペンギンの剥製。左からキング、イワトビ、ケープ、フンボルト、マゼラン。ちょっと写っているのはコガタ。
ジェンツーペンギンの下半身骨格。ペンギンは常に空気椅子姿勢なのですね。
「ようこそ旭山へ」可愛いミニ雪だるまがひな壇に勢揃い。
札幌市内から乗ってきた「JAL旭山動物園空飛ぶペンギン号」。

札幌中心部のホテルを回ってから動物園まで直通で往復。飛行機とホテルとバスがセットでお買い得なプランになってます。

でもお散歩1回目には間に合わず、2回目は出発だけ見られるという残念スケジュール。
バスの座席カバーにはもちろんペンギンも登場。


その他:



2011年6月以降、6羽生まれて2羽死亡。イワトビは親に踏まれたらしく、キングは10日あまりで衰弱だそうです。残念ではありますが、飼育環境でのキングやイワトビの繁殖は難しいものだそうですし、トータルではプラスですから、健闘しています。生きているみんなに頑張ってもらいましょう。

そういうわけで、旭山動物園のペンギン数は、こちら。
 
イワトビの数がナゾですが、元の数字が「8」に見えるので、現在9羽ということに? 全体にじわじわと増えてきましたね。

2012/02/02



オマケ写真 3



プールに張った氷を偵察するジェンツー。手前の子供の両親ではないかと思います。


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