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旭山動物園 Page 7 (2010/12/22)

放飼場風景

屋 内
 
めずらしく、園内はすいていました。いつもは「立ち止まり禁止」の水中トンネルも、写真を撮っていても人のジャマにならないくらい。

イワトビが3羽ほど泳いでいました。
ほとんどのペンギンは中に入っていました。

やっぱりイワトビは高いところがお好き。

これまで気がつかなかったけど、高いところにも巣に使える窪みが準備してあったのですね。
5月生まれのヒナは、綿羽がほとんど抜けています。声は「ぴゅ〜きゅきゅ」と、まだまだヒナ。

親らしき個体は近くに見あたらず、いつも独りで行動していました。

奥には8月生まれのヒナが見えています。
せっせと小石を巣に運ぶジェンツー。
フンボルトのタマゴの中身標本。タマゴの中でヒナが成長する様子がわかります。

屋 外
 
飼育員さんに追い立てられて外に出たキング。

雪があまり降らなかったのでしょう、積もった雪がドロドロに汚れています。
ヒナちゃんも出てきました。大きさは親と変わりません。でも、いつも親がついています。
ファミリーで練り歩いています。

親は、「右黄」と「右黒に白白ビーズ」。
「おながすいた〜。」

ヒナがねだると、親はたいてい給餌姿勢をとりますが、中止しちゃうこともあります。

ときには、「はいはい、あとでね」という感じで軽くあしらうことも。
親が行くところ、どこでもついていきます。プールぎわの細道に入るところは、ちょっと難所。
5月生まれのヒナは、目つき鋭く綿羽がたてがみ状になって、精悍なイメージ・・・ないですかね〜。
後ろから見ると、ゴージャスなファーの首巻き。

「よっこらしょ〜」と、フリッパーも使って段差を登ります。
フンボルトのお宅が気になるようです。でも中には入りません。
すべる坂道を慎重にのぼるフンボルト。気温はマイナス3度近く。
どう見てもムリっぽい岩壁登りに挑むジェンツー。「かかと」のワンポイントがラブリーです。

気になるキング
 
いろんな場面で目立つ1羽のキング。左白バンドに白と黒のビーズ。(略して左白に白黒)

「散歩はまだか〜?」 出入り口にへばりついています。

キングの後ろには、幅30センチほどの溝があります。

またぐのは不可能。いったん溝に降りてから、ここに登ったのです。

さっき「たてがみヒナ」が気にしていたフンボルト邸。左白に白黒キングが遠慮なく覗いています。
ほとんど中に入ってしまいました。

よく見ると、中にもフンボルトがいるのです。

そこへ、住人フンボルト(たぶん)が戻ってきました。
身体は小さいながらも、臆することなくキングを威嚇します。

「そ、そない怒らなんかて・・・。」 ちょっとたじろぎ気味のキング。
「へへ〜ん。」 でも、知らん顔〜。

フンボルトは、あきらめたか? 威嚇をやめました。

しばらくして、キングは立ち去りました。飽きたのでしょうか。
今度はプールサイド。

きょろきょろ。「誰もおらんな。」
ペンギンがこんなポーズをとったら、気をつけてください。
フンをします。

鳥類なので、いつでもどこでも出ます。

白い液体が尿、混じっている固形分が便です。

散歩風景
散歩2回分を編集してあります。
 
出入り口に橋を架けて、雪を敷いて、お散歩の準備ができました。

真っ先にやって来たのは、ヒナとイワトビ。ホントに出るの?
キングも詰めかけています。ヒナは踏ん張っていますが、イワトビは押しのけられちゃったようです。
さあ、扉が開きました。先頭で飛び出したのは、例の「左白に白黒」キングです。

イワトビは扉脇でお見送り。たてがみヒナも、奥の方で居残り。

ジェンツー1羽とキングヒナは出てきました。
キングヒナ、堂々と歩いています。周囲にいるキングは、親ではないようです。

ですが、間もなく「帰る〜」と言い出して、親1羽と一緒に戻りました。(残念ながら戻る場面は見てません。)
快調に歩くキング。
左白に白黒キング、しきりに飼育員さんにかまいます。その様子が観客の注目を集めます。
他のみんなは、ひたすらまっすぐ歩いているのですが、
階段があると登ってみたり
シャッターがあると点検しに行ったり。

そのたびに飼育員さんが連れ戻しに行きます。相手になってもらうのが楽しいのかも。
散歩コースの一番奥のあたりで一休み。

ここから左に回ると、しばらくは観覧スペースなしのペンギン専用道になります。
お散歩集団がまた姿を見せました。

このあたりは景色が開けていて、いい感じ。
坂道を下っていきます。

列を離れてぶらぶらしているのは、やっぱり例の御方。左白に白黒キングです。
こっちを見ました。
どんどん近寄ってきます。嬉しいけど、
それ以上近づくと写真が撮れません〜。

このあと、私のダウンコートを軽くついばみ、しゃがんでいる私の周りをギリギリに一回りしたところで、飼育員さんに連れ戻されました。
雪折れ防止に、樹木が縄で縛ってあります。アヤシイ姿に見えるのか、足早に接近しつつあります。
今度は飼育員さんにベッタリ甘えのポーズ。

人がやってると自分もやってみたい(?)個体が、斜面を登ります。

あせってバランスを崩しました。フリッパーで支えて転倒はさけられました。
自販機が気になる2羽。

右端は、上の写真でコケかけた個体。その横は、やっぱり左白に白黒。

他の個体はたいして気に留めていないようなのに。この2羽は好奇心が特に強いのでしょう。

でも、みんな付き合って立ち止まるんですよね。
ゴール前の直線。見物人の隙間に突入して、連れ戻されるところです。

赤い線から出てはイケマセンよ。
無事にゴールです。整然と飼育場に戻ります。

その他:

人気のペンギン散歩も、今回は人出が少なくてゆっくりと見られました。2回目は、ゴールする前に閉園のアナウンスが流れました。閉園15分前です。そのころになると、ついて歩く見物人の数よりペンギンの数の方が多いくらい。

その点はオススメですが、暗くなってくるのと寒さが増してくるので、バスの時刻と相談です。


今夏以降のペンギン収支。



生まれたヒナが、キング2、ジェンツー3、イワトビ1。転入はなかったようです。



減少は転出なし、喪中が6。3羽生まれたジェンツーのうち1羽育ったことがわかります。ジェンツー成鳥3羽の死因は腸炎、フンボルトは肺炎だそうです。合掌。

December 2010



オマケ写真



岩の向こうで皆様に深くお詫び申し上げているようなジェンツー。
当惑げに聞いているようなキング。


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