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アドベンチャーワールド Page 4 
(エンペラーのヒナ)

2007年10月16日に、日本で2例目のエンペラーヒナが誕生しました。写真は孵化後1ヶ月半ほど(42日齢)、足腰もかなりしっかりしていました。

ペンギン王国F1の育雛室。2004年の時よりも、展示が凝っています。

ヒナはガラス窓のすぐ内側で箱(たぶん熱帯魚用水槽)に入っています。箱の上はオープンになってます。
黒板にはフ化○日齢、食事タイム、朝の体重とヒナの様子が書かれています。(上の写真で「モニタ」の「モ」の部分が黒板)

フ化42日齢、朝の体重 3046g
こんなふうに長々と寝そべっていました。

タオルの下にある青いものは、蓄冷材です。

立ち上がっても、眠そうな目つき。
お食事タイムです。準備が始まると、急に活発になってました。

流動食(特製ベビーフード)とニシンの3枚おろし、計200g。

流動食は注射器ごとお湯につけて温めています。(体温の暖かさがある親の吐き戻しエサを再現するため。)

飼育員さんがヒナに声をかけると、ヒナは頭を振り上げてピ〜ピ〜。すかさず片手の指をヒナのクチバシの先にかざし、注射器につけたチューブを素早く口に入れます。

この呼吸が合わないと、うまく食べてくれません。

チューブは胃まで届いているそうです。姿勢を安定させるために、頭部をサポートしています。

お食事のあとは体重測定。この時は、体重計がアレレ?でしたけど。

ヒナちゃん、飼育員さんを親と思っているらしく、このあと体重計から降りても見物人の方にお尻ばかり向けてしまいます。

飼育員さんたちが引き上げて、箱に戻されたヒナ。食べたら眠い?

しばらくしたら、また起きてました。

せっかく温度計がついているのですが、何度なのか読みとれませんでした。

質問の時間がなかったのでわかりませんが、もうそろそろ温度を下げている頃でしょう。
とにかくヒナの写真を出せばい〜だろ〜というワケじゃないんですが。カワイイので、つい同じような写真を何枚も・・・。

>>大きくなったヒナ(孵化後91日)はこちら
ペンギン王国前でヒナ2号誕生をアピールする幟。モデルはヒナ1号のペラ君じゃないのかな〜?

手前はジェンツーのオブジェ。
窓の所にも、特大シールが貼ってあります。我が家にも1枚ほしいかも、でも貼るだけの大きな窓がないかも。
クリスマスシーズンを前に、ペンギン王国の中には、キング柄の電飾が。
こちらは海獣館のペンギン前。エンペラーとヒナがクリスマスファッションでお出迎えです。

その他: 

流動食にはニシン、オキアミの他、脂肪分を摂るために生クリームも入っています。もちろん、ビタミンなどの栄養成分も。

エンペラーペンギンは孵化後5ヶ月ほどで亜成鳥になるそうです。ヒナ1号君も、孵化後5ヶ月にはすでにピカピカの立派な亜成鳥になっていました。

亜成鳥になった時点では、成鳥よりも見た目一回り以上小さかったです。南極の夏は短いので、親と同じ大きさになるまで巣立ちを待っているわけにはいかないのでしょう。

換羽にはけっこう時間がかかるので、かわいいヒナの姿でいるのは期間限定です。

November 2007

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