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バードランド Page 2 (2010/05)
Birdland (Bourton-on-the-Water, UK)

まず見えてきましたペンギン飼育場の陸場。キングはほとんどがプールサイドでおくつろぎ中のようです。

ペアらしき2羽だけが、入り口近くで仲良くウロウロ。
ツタの葉を調べてみるキング、興味なさそうな相方。

尾羽のそろい具合から見て、換羽を終えて婚活に成功したペアですね。
仲むつまじい様子。2007年生まれのスパイク君以来繁殖がないので、今年はぜひ。
皆さんお目覚めのようです。
こちらは最高齢個体のミッシーちゃん。1983年にバードランドにやってきた野生個体です。一児の母。カレあり。

混獲の被害に遭い、クチバシの付け根下に穴があいてしまいました。そこから舌が出ているのが見えます。
換羽中や換羽に入ったばかりの個体もいます。
塀の上にシャワーがしつらえてあります。まさにシャワーを浴びんとするキング。

シャワースペースには大きなグリ石が置いてあります。キングが乗っかるとグラグラします。
塀際の細長いプールサイドで仲良しの2羽。さっきとは別のペアです。
「そんなとこ立ってんと、行くかプールに入るかしたってや。」
「そっちこそ、あとから来て何やの。」

右手に歩いていったら、別のペアが道をふさいでいました。ちょっと小競り合い。
4羽で進んだり戻ったりしていましたが、結局そろって引き上げました。

曲がり角は滝になっています。前回は水が止めてありました。
飼育場の一番遠い側から見た様子。古びたお屋敷の庭? ペンギンプールとは思えませんね。

さっきキング4羽がいたのが、クリーム色の壁際です。プールの水面は見えません。
ここにフンボルト団地があります。自宅の屋根に立つペアの片割れ。
ここは入り口近く。

じつは、結構高いところまで登っているのです。しかも、直前までここで居眠りしてました。
オブジェとフンボルトペンギン。
同じオブジェ。キングペンギンは身体全体でゲイジュツを味わっております。


フィーディングタイム
 
2:30が近づきました。塀際に集まったキング。

左手の方にバックヤード出入り口があります。飼育員さんはこの塀の前を通ってバックヤードに入ります。
プールの向こう端、奥の方にいたフンボルトも走ってきました。

彼らの陣地からキングの動きが見えたのでしょうか。それとも独自のハラ時計? 何にせよ、彼らの感覚は不思議です。
そういうわけで、飼育員さんとエサバケツのお出迎えに全員集合です。
エサバケツと一緒に、これまた全員プールに向かいます。
左上に見える脚の主は、この日のペンギンエサやり体験参加者です。(飼育員さんの脚はジーンズ。)

飼育員さんがペンギン解説と個体紹介をしている間、参加者はひたすら給餌作業。

プールに投げ込みなので、素人でもOK。小ぶりのサカナをバラバラと投げています。
その間、お行儀よく待つキングたち。フンボルトへの給餌を見物しています。

プールに飛び込んで食べちゃおうなんて思わないところが、王様の品格です。
フンボルトのお食事が終わり、エサバケツが入り口の方に移動しました。追っかけキングの後ろ姿。換羽中の個体も、えっちらおっちら駆けつけます。
キングには大きなサカナを手渡し。これも参加者が行います。キングの食べ方が上手なので、これも素人でもOK。

でも、やっぱり地面に落とす個体もいます。すると、さり気なく混じったフンボルト1羽が拾って飲み込みます。

何回目かには、サカナが喉から下に入っていかなくなったみたいでした。食道までサカナが詰まっちゃったのでしょうか?
サカナの人相(?)を見ると、ニシンっぽいですね。
飼育員さんの脚に首を絡めているのは、2007年生まれの人工育雛個体、スパイクくんです。飼育員さんが大好き。
飼育員さんにも甘えたいけど、脚の間からバケツも気になるスパイク君。その体勢ではサカナがもらえませんよ。

その他:

キングはオス10羽メス5羽の15羽、フンボルトはオス5メス5の10羽(すみません、フンボルトの数については確信が持てません。) 個体紹介のパネルはキング18羽とフンボルト11羽となっていました。こまめな更新はないのでしょう。

ペンギンのエサについて。フンボルトにはスプラットという小型のニシン類を1日に12匹少々、キングにはニシンを平均で1日6匹与えるそうです。ニシンって、日本では、エンペラーヒナのベビーフードに入れたりしてますが、成鳥に与えているところはありましたでしょうか。

「Feed a Penguin」(ペンギンにエサをあげよう)は、毎日2:30から。1日1人限定の予約制有料イベントです。参加費は、入場料込みで28ポンド。申し込みは郵送です。バードランドのサイトを見てね。
参加者がない日は、普通のフィーディングタイム。

1日7時間を飼育員さんと一緒に回る「Keeper for a Day」(1日飼育員、80ポンド)もあります。

ペンギンをはじめ、お気に入りの鳥(個体)の養い親になれる「Adopt a Bird」は個体別サポーター制度で、ペンギンなら1羽年額48ポンドです。

May 2010




その他いろいろ

バードランドにはもちろんペンギン以外に様々な鳥がおり、人工孵化や育雛も行われています。

育雛室にいた愛らしいポワポワのヒナ。左側は、カモの仲間でしょうか。
こちらは屋外。園内を流れる川には、流れと直角にフェンスが張ってあります。それを利用して巣を構えているのは、野鳥?それとも放し飼い個体?

母鳥と、ヒナが2羽見えました。

自然豊かな環境にある園なので、野鳥は多いです。でも、鳥インフルなど伝染病が流行したらとか、ちょっと心配。
同じ川の向こう岸で草地に憩うカモのペア。う〜ん、これも飼育モノかどうか、わかりません。
園外なので、野生個体のはず。カモ類のファミリーです。ヒナが1ダースはいるようです。

バードランドの川がここに合流しているので、もしかしたら流れ出た個体・・・、なんてことないですよね。
資料展示棟で見つけたキングペンギンの頭蓋骨。

目の玉が収まる部分(眼窩)の大きさに注目。目玉がすごく大きいのですね。

目つき悪いといわれるあの目の部分は、眼球のごく一部なのでした。
前回はトイレ利用だけだったペンギンカフェ。今回はお昼を食べました。

これはメニューです。さすがにペンギンがいろいろ。

下の黄色い部分は、お子様セット。『ハッピー・フィート』ですね。
イギリス名物フィッシュ・アンド・チップス、6ポンド95ペンス。この種の施設の飲食物は少し高めですが、それでもなおロンドンのパブよりはずっと安いです。

白身魚(タラ類)の揚げ物とフライドポテト(=チップス)と茹でグリーンピース。何しろポテトの量がハンパでありません。いつも1人前を2人で分けます。



オマケ写真




イギリスにもコワイ顔のキングがいる・・・。



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