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バードランド(ボートン・オン・ザ・ウォーター、イギリス) 2009/9
Birdland (Bourton-on-the-Water, UK)

コッツウォルズ地方に点在する町の一つボートン・オン・ザ・ウォーター。町を流れる美しい小川に沿って歩いていくと、バードランドの看板が見えてきます。
道から少し奥に入った正面に、ショップを兼ねた入場券売り場が。
ペンギンプールは入り口から近いところにあります。囲いは石組みです。
近づいてみます。手前が広い陸場、次にプールと、細長いレイアウト。

キングが1羽、プールサイドで愛嬌を振りまいています。

ほとんどが泳いでいて、陸地にいたのは2羽だけでした。もう1羽は向こうの端にいます。
キングが左のほうに向かって歩き始めました。ついていってみましょう。
このあたりにたむろするフンボルトをかき分けると、すぐに曲がり角。通路をふさぐように石が置いてあります。
「とおっ」と、乗り越えます。
その先で狭い通路に陣取るフンボルト、キングを攻撃しています。つつかれても、キングは報復しません。当惑したように身体を細くして通り抜けます。
やっとスッキリ〜。
塀沿いプールサイドの終点まで来ました。石組みからプールの水が流れ落ちています。

この水は、石組みの下にある小さな池(下の写真)に落ちます。
飼育場はもう少し続きます。これは別のキング。池の手前の岩に立っていましたが、池を横切ってプールに戻るところです。

おおざっぱな階段状になっていますが、石組みを上るのはタイヘンそう。

この池の周りには、フンボルトの住まいと思われる箱型の小屋がいくつか置いてありました。
こちらはプールをのぞき込んだ図。石組みには草が生えています。
泳ぐキングを鑑賞する人々。2箇所ほどがアクリルになっており、水中を泳ぐ姿が見られます。

写真左の子供は、プール手前の石組みに上っています。

この部分には、「水がかかることがあります」と注意が貼ってあります。本当に、キングがフリッパーで水を跳ねかけてきました。わざと水をかけて楽しんでいるみたいでした。
2:30のフィーディングタイムが近づくと、みんな集まってきました。
そのうちの1羽が、自発的に飼育員さんの方に向かいます。急ぎ足です。
彼はおもてなし要員だったのです。

女のコが、ビニールエプロンに手袋姿でエサやり体験を待っていました。まずはここでご挨拶。タッチありです。

このあと、参加者は飼育場の中に入っていました。
プールの近くにはペンギンカフェがあります。トイレもここにあり。

帰りに立ち寄って、「トイレはどこやろ」と日本語で言っていたら、屋外のテーブルに座っていたイギリス人(たぶん)が、「トイレはカフェの中だよ」と英語で教えてくれました。
ガイドさんの言うとおり、『トイレ』は共通語です。
中の壁には、新聞の切り抜きが貼ってありました。

2007年にキングのヒナ Spike(スパイク)君を人工育雛した時の記事です。

スパイク君の母親は Beryl(ベリル)ちゃんですが、父親はわからないのだそうです。
ゲートに向かう途中には、こんな飾りも。塀にペンギン。

その他:

バードランドは開園五十年になる鳥類専門の動物園(爬虫類もいます)。町の中心部にあったのを、80年代に今の場所に引っ越ししたそうです。水に恵まれた土地柄、しかももとマスの養殖場があった場所なので、川や池が豊富なレイアウトです。

イングランド唯一のキングペンギン展示だそうです。個体紹介は18羽分ありましたから、勢揃いすれば壮観でしょう。この時は、大急ぎだった上に、ほぼ全員が泳いでいたので、数が確かめられませんでした。

その中の1羽 Seth(セス)君(25才)は、バードランドに転入する前、ハリウッド映画『バットマン リターンズ』に出演したそうです。 特定できれば楽しいのですが、全員バンドなしだったので、見分けは困難です。個体紹介には色分けが書いてあるのに。

18羽中、ここで生まれた個体は8羽。なかなか優秀です。ただ、メスは1羽しか生まれていません。飼育下にあることと生まれてくる個体の性別とに、何か関係はあるのでしょうか。

September 2009

 

オマケ写真



Hello, good afternoon!

イギリスのペンギンには、英語が通じる。


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