マリンピア松島水族館 Page 4 (2011/08/18) | ||
3月11日の地震と津波被害から力強く復活しました、マリンピア松島水族館。中はすっかり元通り。 | ||
何事もなかったかのようなペンギンエリア。日差しよけに一部寒冷紗が張ってあります。 津波の高さがこのアクリルガラスを超えなかったので、ペンギンに被害はありませんでした。 | ||
地震発生時に抱卵中だったケープのペアは、地震にも負けずにヒナを孵しました。 ただし、「ケープペンギンおやこのいえ」と表札の上がっている巣小屋は、ただいま空き家? 前でマゼランがくつろいでいます。 | ||
くつろいでいたマゼラン、一羽が小屋に入ってしまいました。もう一方も小屋の前を離れません。 ペアで引っ越してきたのでしょうか? | ||
ケープヒナの紹介。4月2日孵化だそうです。 右上の写真は両親、下のマゼランは「ご近所のおばさん」。ヒナが小さな頃から何かと世話を焼き、「地域で子育て」を実践していたそうなのです。 | ||
外でまったり中のケープ両親と、ヒナ改め亜成鳥。 ファミリーがそろったのはこの時だけで、亜成鳥は一人で出歩いていました。巣立ちしたのです。 | ||
仕草もすっかり一人前のケープ亜成鳥。おへそみたいな位置にある斑点1コ、成鳥になっても残ると見分けやすいですね。 | ||
元実家の近くにやって来たケープ亜成鳥。 | ||
玄関脇にある石に飛び乗りました。 ペアらしきマゼラン、気がつきましたが、威嚇もせずに見ています。 | ||
ケープ亜成鳥、石の上に寝転がりました。 あ、よく見れば外にいるマゼランは右黒バンド。「ご近所のおばさん」ではありませんか。だから、威嚇しないのでしょう。 知らない人が見たら、ファミリーですね。 | ||
右の2羽は、マゼランとフンボルトの二人組。どうやらマゼラン夫婦にケンカを売っているようです。 巣小屋を巡る争いでしょうか。 旦那さん(たぶん)に任せて、応援するだけ(?)のご近所のおばさん。そして、オトナの事情は関係ない亜成鳥でした。 | ||
春に見た時かなり赤錆色になっていた個体かもしれません。もおしっかり染みついています。 これからの換羽で白さを取り戻すでしょう。 | ||
スカーフをしているみたいな、オシャレな形の換羽模様フンボルト。 | ||
換羽中フンボルトと、換羽前マゼランの仲良し。 | ||
すさまじい有様の換羽中フンボルト。 | ||
水面近くを行くフンボルト。軽くひとカキすれば、す〜っと進みます。 | ||
首を水から上げると、首なしペンギンに。頭が背中のあたりに載っかっているみたいに見えます。 | ||
換羽を間近に控えて「泳ぎだめ」しておくつもり? いつまでも熱心に羽繕い遊泳をしています。 | ||
冷房室 |
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こちらは冷房室。冬季外に出ていたジェンツーとイワトビとキングが戻っているので、賑やかです。 | ||
ひしめいて泳ぐジェンツー。 | ||
元気そうなマカロニの向こうにキングが見えます。 | ||
鏡ついたての前で抱卵してるフリをするナシ君(奥)、それを見守るアオ君。 | ||
ホントの抱卵中ならタマゴがあるはずのあたりを、アオ君が点検しています。 | ||
アオ君、ナシ君の周りをウロウロ。あまり遠くへは行きません。ホントに抱卵中のペアになりきっているようです。 | ||
ナシ君が向きを変えました(後ろ向き)。時々立ち上がるのです。 アオ君は、やっぱりナシ君の傍を離れません。 | ||
ペンギン物件 |
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スイカペンギンがイベントのお知らせ中。「ペンギンにえさをあげよう!
2:15〜」 以前この柱についていた等身大キングの切り抜き写真はなくなりました。 | ||
プール横で明らかにされる「ぺんぎんのひみつ」。 ジェンツーの骨格標本も無事だったようです。キング模型は新作かな? 下に貼ってあるのは、ペンギンの生態や身体の解説。 | ||
小型モニターでは、ペンギンが鳴くときの様子が動画で見られます。 | ||
「ペンギンたちのおしゃべりを聞いてみよう」。 耳を近づけると、冷房室の中の音が聞けます。伝声管です。 |
その他: 地震と津波の被害から復活したマリンピアと観光地松島。夏休みとあって、平日ながら水族館は子供連れを中心に賑わっていました。観光駐車場には団体のバスも何台か止まっていました。 震災でビーバーやマンボウなどが死亡、水の管理設備に被害を受けたのが大きかったそうです。 その中で、震災前から抱卵中だったケープペンギンのタマゴが 無事に孵化し、ヒナの成長は復興の象徴となりました。マリンピア松島におけるケープの繁殖は十数年ぶりとのことです。 「ご近所のおばさん」として紹介されているマゼランのメスは、ケープ一家の隣人でした。このマゼランがヒナに近づいても、親ケープは追い払わなかったということです。 冷房室では、鏡の前でキングが疑似抱卵を続けていました。この鏡は個体数を多く見せるためのものですが、その後イワトビの繁殖期が終わって撤去されました。 18 August 2011 |