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マリンピア松島訪問記一覧


マリンピア松島水族館 Page 3 (2011/03/06)

この冬からキング・ジェンツー・イワトビの冬季屋外展示が始まりました。

やっぱりガラスなしで見るキングは感動的です。
奥の方に冷房室のアクリルガラス壁が見えます。

手前側がイワトビ、真ん中あたりがジェンツー、冷房室寄りがフンボルト属の陣地みたいです。

キングは、自分のいるところが陣地。気ままに動き回ります。
転がりそうに丸いお腹で寝転がるマゼラン。彼らは片足片フリッパーを上げるのがお好みですね。
高いところに上がるのが好きなイワトビも、このあたりにはあまりやって来ません。代わりにケープが岩に上っています。

フンボルトだと思いますが、右側の個体のハラは何でこんな色になったのでしょう。錆色です。
仲良く練り歩くキング。前を行くのがアオ君。
ちょっと休憩。寝転んでいるのがアオ君。
首を後ろに倒してお昼寝中のアオ君、首を引っ込めてお昼寝するナシ君。

換羽はまだ始まっていません。
ナシ君がプールに入っていきます。飛び込まずに、浅瀬を歩いて入ります。
プカプカ浮かぶキングとジェンツー。やっぱりキングのハラは迫力が違います。
フンボルトもプカプカ。
アクリルガラスと直角になってこんなふうに浮いているジェンツー、よく目にします。
プールサイドに集まって観客を眺めています。
冷房室の壁際でかわいらしいポーズのジェンツー。

じつは、赤いつまみのついた水栓が気になっているのです。「かじっちゃおうかな〜?」
精悍な顔つきで陣地に集うイワトビ。
真ん中あたりで単独くつろぐイワトビ。それにしても、どうしてこんな狭い段に・・・? 両足分くらいしかありません。
「これ、ええんとちゃう?」

仲良しペア?が小石を発見。
「ちょっと隠しとこ。」 「こんでええかいな。」

ホースの陰に置いて、2羽で確かめています。


冷房室

屋外プールにかなりの数が引っ越したので、冷房室の住人が少なくなっています。

残っているのは、高齢個体や気の小さい個体など、環境の変化が好ましくない皆さんだそうです。
仲良しマカロニ。寄り添って羽繕い中。
マカロニのヘアスタイルはオシャレなんですが、正面から見ると「落ち武者亡霊のざんばら髪」っぽく感じるのは私だけ?
イワトビの亜成鳥も冷房室組でした。


給餌タイム

 
お食事タイムです。お行儀よくいただくキング。
腹ごなしに歌うアオ君。ナシ君はじっと聞き入っています。
ナシ君はあまり歌いませんでしたが、ちゃんとアオ君に付き合っています。
バケツから出てくる飼育員さんの手に、身体ごと注目しているジェンツー。
1匹のサカナに3羽のイワトビ。さっきの精悍なルックスはどこへ?

給餌タイムのイワトビって、いかにもちっちゃくて可愛いです。
飼育員さんに噛みつき、首を振るイワトビ。

手作りペンギン刺繍のついた綿入れパンツがボロボロなっています。どれくらいの期間でこうなっちゃうのでしょう。
イワトビは腹ごなしにケンカ? 激しくやり合っています。左の個体は突き出したクチバシを激しく振っています。

右の個体の口にご注目を。のど元まで詰め込んだので、さっき食べたサカナが・・・。



  一方がプールに突き落とされました。もちろん、やったのは中央のイワトビ。落ちていく相手をナナメにらみしています。

犯人と思われそうな姿勢ですが、キングのアオ君はただ熱心に(?)見ていただけ。
イワトビにいちゃもんつけられているキング。たぶんアオ君。困惑げです。
フンボルト属のバーゲン会場には、さすがのイワトビも割り込むことができません。

フンボルト属は大きな平箱からセルフで食べ放題。でも、全体的に腹八分の量なのでしょう。
エサやり体験タイムは絶好のおやつタイム。熱烈歓迎するフンボルトたち。



オマケ写真 1



いい雰囲気のアオ君ナシ君。ヨメ不足度100パーセントです。



オウサマペンギンの散歩

寒い季節限定の「オウサマペンギンの散歩」。

屋外プールの出入り口付近に準備された板とプラスチックマットと、テーブルなど。
組み立てると、こうなります。スロープを上って、突き当たり右側が飼育場出入り口。
広場には、チョークで落書きがいっぱい。キングの散歩道を飾るために子供たちが描いたのです。
扉前で出番を待つアオ君ナシ君です。

「ちょっと行ってくるわ」と言うようなアオ君。あたりを点検しているようなナシ君。
スロープに布を敷いて消毒液を染み込ませています。

右側の置きプレートには、「オウサマペンギンの散歩 14:30〜 (ペンギンにさわらないでね)」と書いてあります。
出てきました。が、イワトビ君、反則ですよ。
イワトビは中に戻され、キングだけがスロープを下ります。

前がアオ君。手すりはありませんが、大丈夫。足下を確認して慎重に歩きます。
消毒液マットを通過中。
無事にお散歩エリアに出ました。見物人がぎっしり取り囲んでいますが、2羽とも動じません。
お散歩ではおやつが出ます。
帰りはナシ君が前に立っています。スロープに上がる前には、安全確認を怠りません。
「よっしゃ。行こか。足はちゃんと消毒せなあかんで、アオやん。」 「オッケーや、ナシやん。」
扉の中に消える2羽。無事にお散歩が終わりました。




オマケ写真 2



目つき鋭く真剣な表情なんだけど、この格好は和みの元。
「腰から上」が長くて重いため、こんなふうにゆっくり腹ばいになるのは力仕事だと思います。




がんばるフンボルト

思い思いに羽繕いするアオ君ナシ君。そのすぐ近くで、フンボルトが何やら作業中です。
  マットをはがそうとしているのです。

片隅をくわえて持ち上げるも、パタンとマットが戻る。何度やっても、同じです。
「これはど〜やろ。」

別のマットを試しています。
同じマットを、別の角度から持ち上げてみたり。でも、なかなかうまくいきません。
私がしばらくよそ見をしている間に、なんと1枚ゲットして、巣穴の並ぶここまで素早く運んでいました。

いったん置いたマットにつまずいてコケたところです。疲れが見えます。
気合いを入れ直して、運搬再開。

どうやらこの巣穴が目的地らしい。ずりずりと引っ張って横歩きふうに進んでいます。

上の写真に写っている巣穴は、この写真では左端に少し見えています。
おおっ、ついに巣穴に進入!
マットに押しつぶされそうになりながら、巣穴に入っていきました。

このあとマットをフラットに敷こうと奮闘しているうちに、マットに体当たりしてしまい、マットは外に飛び出しました。


その他:

訪問したのは、大震災の5日前です。マリンピア松島も1.3mのところまで津波が来たそうですが、職員入場者ともに無事。生き物の被害は皆無ではないものの、ペンギンは全羽助かりました。

震災の前に産まれたケープのタマゴから、4月2日ヒナが無事に誕生したそうです。すくすく育ってほしいものです。

マリンピア松島水族館は4月23日に復旧オープン。松島は比較的被害が軽かったとはいえ、あくまでも「比較的」で、やっぱり大災害です。海に浮かぶ絵画的な島々も、姿を変えてしまいました。

マリンピアの復旧で当地を訪れる人が増えれば、町の復興に少しでも役立つことでしょう。そう願っています。

オウサマペンギンのお散歩は、気温の低い期間の土日祝に行われますが、確実に見るならHPで事前確認を。これまでは、換羽が始まると終了でした。

06 March 2011



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