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海遊館 Page 21  (2011/09/24) 秋生まれのキングひなが2羽


前回訪問記のヒナは、バックヤードにて順調に成育中。新たに2羽のひなが孵化して育っています。

通路のモニターに映し出されている1羽のキング。
この個体です。抱卵中ですか?
いいえ、育雛中の母親です。このヒナは訪問前日の9月23日に孵化したばかり。

ハラの皮を持ち上げて、ヒナの様子を見ているところです。
拡大してみても、ヒナはよくわかりません。

うつむいたヒナの頭のてっぺんが見えているようです。

両手の平に乗るくらいの大きさでしょう。この時期のヒナはほとんど寝ているので、これだけ見られただけでもラッキー。
左手前が、生まれたてヒナの親です。ヒナはしっかりと仕舞い込まれています。

ご近所には、他にもハラの下に何か隠していそうな個体がいます。

右端は抱卵しているようです。胸が黒いのは、ガラスのヨゴレが写ったものです。
9月2日孵化のヒナを育てている父親が見えます。ヒナが大きくなって、隠しきれません。
ヒナがお尻を上げて、さらに深く潜り込もうとしています。ハラの皮、すごく伸びるのですね。
水辺のジェンツーと、お一人様キング。
そろそろお食事タイム。飼育員さんを出迎えに行くキングも。

真ん中、いつものお気に入り場所で昼寝しているマユゲちゃんかと思ったら、別人鳥でした。
ほとんどのキングが食べ終えた頃、どこからともなく現れたマユゲちゃん(中央手前)。これからサカナをもらいに行きます。
手前にいるのは亜成鳥の姫様キング。今日も大人たちの乱暴ぶりにたじろいでいます。
姫様、ヒナの頃よく過ごしていた右端のガラス際にやって来ました。
狭くて危なっかしい崖っぷちなのに、ここが落ち着くのでしょうか。寝ちゃいました。




2011/10/21 秋生まれのキングひな、大きくなりました




今年2羽目のヒナ、9月2日生まれ。中サイズの見頃です。お父さんの胸が重くない?


キングの子育てエリアには、見違えるように大きくなったヒナが。

今年3羽目、9月23日生まれのヒナ(左)には母親が、2日生まれ(右)には父親がついていました。

2日生まれの母親は私のお気に入り200番マユゲちゃんらしいのですが、見当たりません。
と思っていたら、いつの間にか目の前に。
あれれ、マユゲちゃんはどこへ行くのでしょう。

真ん中あたりのアデリー陣地です。
巣の跡地に集まっているアデリーたち。今期は繁殖残念賞。
脇目もふらず、立ち止まりもせず、マユゲちゃんは左側のジェンツー陣地に入っていきます。
ついに左端、ジェンツー陣地まっただ中。

なお、ジェンツーは今期繁殖があり、バックヤードで過ごしているとのことでした。
ペア対ペアで喧嘩するジェンツーなど気にかけず、
なんだかリラックスしているみたいなマユゲちゃん。

独りになりたかったのでしょうか。このあたりにはキングがほとんどやって来なくて、静かです。
そのあと、ずっとここにいたマユゲちゃん。帰るときに見たら、昼寝してるみたいでした。

もう1羽、キングが来てくつろいでました。


キングの親子
その間、反対側のキング子育てエリアでは。

ヒナ2号は一人前の首なしペンギン姿でお昼寝中。

ヒナ3号は頭だけ隠して寝転んでいましたが、
起き上がりました。首を伸ばして、親に甘えているような仕草。
親の方は、我が子が可愛くて仕方がないような動作を見せています。
クチバシでそっと羽繕い。

壁際にいるのは、ヒナ2号の父親。ヒナ2号は手前の親子の向こうにいるので見えません。
ペンギン音頭を踊っているようなヒナ。頭を掻こうとしているところですが、まだうまくいきません。
またハラの下に頭だけ潜り込みました。やっぱり安心できるのでしょう。
ヒナ3号、また立ち上がりました。親を見上げて、お食事の催促。

お隣のお父さんが、何か文句ありげな様子をします。
吐き戻しエサをもらうヒナ。やっぱりお隣はクチバシを突き出しています。
もっと欲しいヒナが、ぴゅるぴゅると鳴きます。

回り込んでみると、お隣は親子で攻撃姿勢みたいですね。
ヒナ3号の母親、給餌しかけたのを途中でやめました。首のあたりがヘンな形になってます。

「かあちゃん・・・。」 ヒナは首を伸ばして親のクチバシを見上げています。
すごい剣幕で応戦する母親。

「かあちゃん・・・。」 首を引っ込めて待つヒナ。
「おっと、ケンカしとる場合とちごたわ」と、お待ちかねヒナに食べさせる母親。
ご近所にはラブラブの2羽もいて、これまたヒナ2号の父親とクチバシの応酬。

ヒナ3号の母親(右端)も、ヒナをかばいながら参戦します。
そういうわけで、子育てエリアには怒りのクチバシが飛び交います。のんびり静かにはしていられませんね。

ヒナ2号のカンケ〜なさそうな表情がカワイイ。

大人同士の小競り合いなどを身近に体験しつつ、ヒナはペンギンの「社会性」を身につけていくのでしょうか。

その他:

ヒナの成長スピードは、何度見ても驚異的。1ヶ月経つと別物のようです。ヒナ2号は絶賛見頃中で、しばらくはサイズこそ大きくなるものの、ヒナらしさが続きます。

見ている間、ヒナについている親はどちらもずっと1羽でした。相方はどこで何をしているのでしょう。

ペンギン係のスタッフでなかったので詳しくは聞けませんでしたが、この夏ジェンツーは繁殖したそうです。ヒナの姿は目にしていませんが、成長して自由に歩き回る頃にはプールへの転落防止のためバックヤードに入れるのがいつものやり方ですし、人工育雛だったのかもしれません。プールデビューが楽しみです。

2011/09/24、10/21




オマケ写真 1



水中でぎゅわ〜っと身体を曲げて頭を掻いているキング。
頭の上に載っかっているのは、足の指です。


オマケ写真 2



イルミネーションの準備もたけなわ。ジンベイザメは出来上がっています。
準備中だからこそクッキリ見られます。イルミ期間中は混雑します。



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