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海遊館 Page 14 [キングヒナとキング屋外展示] (2010/12/27)

冬の風物詩、ペンギンパレードと屋外展示が始まっています。

キングは7羽が待機場に入っています。
上の写真で一番左奥に立っているのと、この写真で右端は、ペンパレ皆勤のキング200番、マユゲちゃんです。(筆者の密かな命名)
思い思いに過ごしています。仲良し個体に羽づくろいサービスをするキング。
サービスを受けている個体は、お返しにフリッパーをかじろうとしています。
「ど〜や、このあたりは?」

「あ〜、きくわ〜。」
「ほな、これは〜?」ぎゅう〜っ。

「わっ!」
相手が急に立ち上がったため、バランスを崩しそうなキング。身体を支えているフリッパーの先端がラブリー。
懲りずにまたやってます。寝転んでいる方の首、器用ですね。
またイキナリ起き上がりましたが、今度はうまくかわしました。
寝転んでいる個体が多いですね。腰のあたりがもりもり。筋肉?脂肪?
マユゲちゃんも寝転んで遊んでいましたが、そのうちに眠ってしまいました。

この写真ではもちろん起きていますが、白く見えるのは目ではなくて、マユゲ模様です。
「出番やで。」 飼育員さんに声をかけられました。

「なんやの、昼寝のジャマせんといてや。」 マユゲちゃん、文句を言っているような様子。
「あ、そやった。仕事や。」 でもすぐに気がついて起き上がります。
マユゲちゃん、二番手で出場していきます。
先頭に立ってメンバーをリード。さすがペンパレ全回出場のベテランです。(毎回先頭を歩くわけではありません。)
イベントが終わって、帰り道。マユゲちゃん、胸を張って堂々と歩いていますが、お一人?

青いマットがペンギン道です。濡れているのは、開始前に消毒液で拭くから。
みんな後ろの方にかたまっています。

あ、そこのキング、マットから出たらダメですよ。
「みんな、はよ来なはれ〜。待ったるさかい。」 足を止めて仲間を待ちます。
「あ〜終わった終わった〜。」
「やっぱり雪の上はええわ〜。」

そろって待機場に戻りました。マユゲちゃんは右端に少し写っています。

雪の上は気持ちいいのでしょうか、みんな嬉しそうで、ちょっとハイになっています。
おちつくと、またそれぞれに過ごします。この個体は柵の点検。
寝転んで手足を伸ばす個体。
ペンギン音頭で頭のてっぺんを掻くマユゲちゃん。
またお昼寝。目を開けて寝ているように見えるのが、マユゲちゃんの得意ワザです。

その他:

平日だし寒いし、キング屋外展示をず〜っと見ている人はほとんどいません。貸し切り状態です。パレードは人垣ができるので見るのをあきらめ、イベントの間は建物の中に避難してました。

若い研修生が数人、ペンギンについています。危険防止や案内の他、ペンギンの状態をチェック。個体ごとに開口したとか、寝転んだとか、回数を数えています。

口を開けて息をするのは、暑いから。それが多いようだと、ペンギンにとって快適ではないわけです。気温が上がりすぎてペンギンがつらそうにしたら、引っ込めちゃうのでしょうか。それが一番だと思いますけど。研修生の皆さん、寒いけど頑張ってください。


追記:

ペンギンパレードと屋外展示は、鳥インフルエンザに感染した野鳥が兵庫県で発見されたのを受け、感染防止のために1月23日を最後に繰り上げ終了となりました。

27 December 2010



オマケ写真



フンワリしているように見えますか?じつは、筋肉と脂肪がギッチリ詰まっています。

亜南極水槽

 
プールサイドにちょっとした変化が。ジェンツーの集まるエリアに、雪の塊が並べてあります。

お気に召したようですね。雪塊に上がって楽しそうです。
右側の個体、羽づくろいしていましたが、そのまま雪の上でお昼寝に入りました。
少し奥には換羽真っ盛りの個体がじっとしています。頑張りましょう。
アデリーが雪山の麓で腹這いになっています。
ずぼっ。雪を満喫していますね。
ガラス近くで羽づくろいするアデリー。
プールサイドでいちゃつくキング。
そして、前回からさらに2週間後のキングヒナ。こちらは先生まれ。
すっくと身体を伸ばせば、この大きさ。

左手から急行しつつある個体が父親だと思います。
きゅ〜っと首を伸ばしました。ホクロみたいな小さな黒丸は、耳の穴です。
こちらは、お散歩に出ている後生まれヒナと両親。

ヒナが父親と一緒にかき氷シャワーを浴びています。

足取りもしっかりして、どんどん歩けるようになりました。
母親といっしょに、もう少し先まで行ってみます。この日は、ここまで来て引き返しました。

その他:

2羽のヒナ、大きさは差がなくなりました。アクティブな後生まれヒナの方が「先生まれ」に見えます。両親そろってヒナに付き添い自由に歩かせている様子は、あたかも社会勉強をさせているようです。

先生まれヒナはやっぱり壁際からあまり動きませんでした。側にいるのは父親だけのようでした。母親はたまたま骨休みで離れていたのでしょうか。それとも野生のペアと同じように、メスは先に子育てを切り上げたのでしょうか。やっぱり近いうちにまた見に来なくては。

27 December 2010



オマケ写真



「我が子よ、雪の感触を身体で覚えるのだ。」
ときどき大きめの塊がゴ〜ンと頭に落ちてきます。でも、ヘ〜キ。



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