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越前松島水族館 Page 14 夏のペンギンたち (2012/08/21)


フンボルト

日差しが熱い、陸地は暑い。ボサボサ頭のフンボルト、換羽終了を待ちきれずにプールへ飛び込みました。
先に換羽を終えた皆さんは、涼しげな色合いのお顔。でも、暑いですね、きっと。
サボテンの木陰?に、さっきのボサボサ頭個体。プールで涼しくなったでしょうか。
壁際には誰もいないと思ったら、石に化けて寝転がっているフンボルトが。
やつれて見えます。換羽まっさかり。頑張れ!
サボテンプールは、こんなふうに細長いです。2ヶ所陸地が広くてサボテンのオブジェが立っています。

奥の方にナナメになった屋根と黄緑のギザギザが見えてます。足裏マッサージ式プールの裏側です。

ペンギンは2つのプールを自由に行き来できます。
上の写真で、サボテンプールの一番奥に1羽小さく写っているのが、この個体。隅っこが、なにかピッタリくるのでしょうか。
おや、さっきのボサボサ頭に近寄る個体。それを嬉しそうに迎えているようなボサボサ頭。
なるほど、2羽は仲良しだったのですね。
こちらは足裏マッサージ式プール。そろそろフィーディングタイムです。

後ろにそびえているコンクリート製の建物は、イルカプールの屋内観覧席。ガラス越しにイルカショーが見られるので、冬など便利です。
お待ちかね、飼育員さんとともに餌バケツ現る。

暑くても元気、つるつるとイカナゴを飲み込みます。
給餌中に活きのいい個体を見つくろって、お散歩要員待機所に送り込みます。

2羽決まりました。
最終的に3羽が選ばれて、出発〜!

夏休み中とあって、ペンギン散歩は黒山の人だかり。写真はここまで。



オマケ写真 1



換羽もそろそろ終わり、全身でほっとした表情を見せるフンボルト。
クチバシにふわふわの白い羽がくっついています。


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ぺんぎん館 ジェンツーとイワトビ

上陸スロープのところで昼寝するジェンツーの青嬢。
河岸を変えてくつろぐ青嬢。まずは羽繕いして、
おもむろに寝転がりました。

鏡前にはいつものようにキングが並んでいます。
こちらはガラス際で遊ぶ黄色嬢と赤嬢。

ところで。青嬢が占有している岩場は、イワトビ一家ご愛用のモノだったのでは?
イワトビは、こちらに席替えしてました。プールの反対側の端っこです。

マットを敷いてしつらえた玉座に並んで澄まし顔、換羽中の親イワトビ。ですが、いつもとちょっと違う・・・。
お散歩キングの控え室に、誰か隔離されています。写真の右下隅をご覧ください。
父イワトビ君です。

じつは、白内障で目がよく見えなくなり、相方(母イワトビちゃん)が仲良くしようと近づくと、攻撃されるとカンチガイして暴れてしまうほどに。

そこで、ケガなどを避けるために独りにしたのだそうです。
玉座に並んでいたのは、母イワトビちゃん(右)と、再婚相手の赤バンド君。

赤バンド君、久しぶりに姿を見ました。バックヤードにいたのかも。
赤バンド君、換羽ですごい貫禄。

実は今期、この2羽の間に2個の産卵があったのだそうです。残念賞でした。
隔離場所の隣、ガラス際に紫君。今もっとも換羽なイワトビです。
旧羽が盛り上がって、目が見えません。

ちょっと、中国犬のチャウチャウみたいです。
動きが鈍くなっている紫君を挑発するオレンジちゃん。

一足先に換羽を終えてピカピカ、フットワークも軽い。
紫君も負けてはいません。じりじりと移動しつつ、にらみ合いと「口げんか」は続きます。

オレンジちゃんは今回の換羽で成鳥ルックになりました。下の写真は、今年春の亜成鳥姿。(父イワトビ君も元気でした。)



見事に長い尾羽。オレンジちゃん、プールに入れない紫君をうらやましがらせているのかも?
お掃除です。マットを洗っています。ジェンツーが視察に出張してきました。手前は紫君。
ガラス掃除が終わりました。飼育員さんが引き上げようとする頃。

長〜い柄のワイパー。握りの先端部分が気になって気になってしかたがないジェンツーの黄色嬢と赤嬢。

左の黄色嬢、噛みつきに成功!
でも、びよ〜〜んと上がってしまう先っぽ。真剣に見上げて狙う2羽。筋肉がムキムキ。
「待て待て待て〜っ」と追いかけます。ペンギン界一の俊足ですが、
上を向いて噛みつこうとするため、なかなか追いつけません。
ドアの向こうに逃げ切られてしまいました。憮然とした表情の赤嬢。
お次は観察トンネルの掃除。もちろん、ジェンツーが見逃すはずはありません。

トンネルから見上げたところ。飼育員さんは上陸スロープに立って透明トンネル部分の汚れを取っているのです。
モップに噛みついて引っ張り、引っ張られ。モップがさぞ重くなるだろうと思います。

あと2羽も妨害作戦に参加してました。



オマケ写真 2



ちょっと痩せたかな? でも個室で元気に過ごす父イワトビ君。

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ぺんぎん館 キングの皆さん

鏡前に全員集合のキング。左から、ゴバン君、ロク君、ハッちゃん、サン君、ヨン君。

岩の上にいるのは、換羽中のイワトビ紫君。おなじみの場所に単独で戻って来てます。
思い思いに過ごすキング。鏡と反対側にブラブラとやって来たハッちゃん。

お気に入りの岩の横で「ペンギン握り」になっているゴバン君。
爆睡するサン君。
寝転ぶヨン君。鏡に添えたフリッパーは、何かのつもりか、引っかかってしまったのか。
これもヨン君のおもしろいポーズ。かなり立った姿勢で水中羽繕いしてます。
上陸スロープで遊んでいるのは、だれでしょう。
いっせいに泳がされているところです。

ゴバン君とハッちゃん以外のキングは、あまり泳ぎに熱心でありません。
しばらく泳いだらテキトーに引き上げようと思っているように見えます。
ゆったりと浮かぶゴバン君。白いハラが巨大に見えます。
ロク君(左)とサン君が、泳ぎながらやり合ってます。
頭で相手を押さえ込んだり、それを外そうとしたり、フリッパーをバタバタさせて大騒ぎ。
ロク君がヒラリ〜っとすり抜けました。ちょっと残念そうなサン君。

足の向きが楽しいです。ブレーキをかけているときはクイッと前に向け、進むときは後ろに流します。
ところで。これが旧オウサマペンギン館の現在の様子です。

壁は模様替え、床に砂利が敷いてあります。アクリルは全て撤去、素通しで中が見えます。

上陸口に何かいます。
カメさんです。この建物に続いてカメ・カエル館があるのです。出張展示でしょうか。

観覧フロアには手を入れてドクターフィッシュ(ガラ)に掃除してもらえる水槽があって、大人気でした。


その他:

春先のお散歩で仲良くしていたキングのヨン君とハッちゃん。その後正式にペアになり産卵があったものの、残念ながら孵化には至らず。でも、南知多に引っ越しまた戻り、移動の影響が心配されていたハッちゃんが産卵できるほどの体調だとわかり、何よりです。

足(指瘤症)の治療中のイッちゃん、時々病室のブラインドを上げてもらい、仲間の姿が見られるそうです。病室といっても、旧飼育室の陸場と同じくらいの広さがあります。足に馴染んだプラスチックマットを敷いているとのお話でした。

父イワトビ君の白内障は、加齢によるものでしょうか。春にはどうもなさそうでしたが、弱みを見せない野生動物ですから、すでにだんだん見えにくくなっていたのかも。やんちゃなジェンツーの不意打ちから守るのも、隔離の理由。

イワトビの巣台がいつもの陣地と反対側に設置されたのは、父イワトビ君の居場所と近く、またキングの群れと離して落ち着いて抱卵できるようにとの計らいだと思います。

再婚した母イワトビちゃんは、今回2個産卵しました。ここ数回は1個しか産まなかったのに、パートナーが変わって刺激になったのかもということです。赤バンド君、しばらく姿が見えなかったけど、健在でよかった。彼らも高齢ですが、来年うまくいくといいですね。

2012/08/21




オマケ写真 3



上陸スロープの端に胸を預けてじっと浮かんでいるゴバン君。
ゴバン君はナゾなことをしていることがよくあります。
「何を考えているのかわからない」と飼育員さんのお墨付き。



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