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越前松島水族館 Page 12 ペンギン散歩お正月バージョン

キングのお散歩

 
お散歩タイムが近づいて、飼育員さんがお迎えに来ました。集合しておもむろに出かけるキング5羽と、見送るイワトビファミリー。

以下、お散歩の様子をこの日2回分の散歩写真を使ってご紹介いたします。
これは2回目のお散歩に出かけるところです。

ハッちゃんは泳ぎに熱中していて、時間を忘れていました。みんなが並んで控え室に向かうのを見て、慌て気味。
飼育室とドアで区切った控え室で出番を待ちます。

出入り口の内側には、
浅い消毒液槽が設けられています。出入りの都度、セルフで足を消毒。
出てきました。

ペンギンの通り道は立ち入り禁止になります。

キングが廊下に出て、
スロープを下って行くのを2Fフロアで見届けたら、
素早く階段を下りて1Fで左に曲がり、
出口ドアの手前で待っていると、ご一行様がスロープを下ってきます。

ペンギンが出るドアは通れません。その横にある別のドアから出られます。

飼育室から出てくるところを見ている人はあまりいないので、余裕で見られます。ただし、かなり暗いです。
たたきつける雪交じりの雨の中、キングはへっちゃら。観客は屋根の下に固まっています。

キングは餌バケツに先導されなくても、自分たちでちゃんと歩いて行きます。
うまく朱い鳥居をくぐって、広場に到着。広場の向こう側には屋根がないので、誰もいません。

鳥居には「王様人鳥明神」と額がかかっています。この鳥居と広場内のお社が、お正月バージョンのしるし!
2回目のお散歩では、鳥居が使われませんでした。強風で倒れるおそれがあったのかも。
キングは相変わらずマイペース。ペンギン音頭を披露してウケているのは、ヨン君です。
お、そっちかいな。ぞろぞろ。
やっぱりこっちか〜? ぞろぞろ。

解説の間、気が向けばそろって練り歩き、観客サービスもいたします。
広場を出て、引き返します。ペンギン館に入るスロープにさしかかりました。
彼らが向かっているのが、お散歩の時ペンギン専用になる出入り口。

右に分かれているほうを進めば、出入り自由の出入り口。
館内のスロープを上り、ご一行様が戻ってきました。控え室入り口で足を消毒します。

手前に写っているのは、廊下に張られたお散歩時立ち入り禁止のチェーン。廊下の手前部分と階段とは立ち入り自由です。
飼育室に入ると、遊泳タイム。背中を押されるわけじゃないのに、飛び込みます。

でも、なぜか一斉には飛び込まず、ほぼ1羽ずつ順番なのが、キングふう。
2Fから見下ろす水槽。
1Fから見上げた水槽。

新ペンギン館に引っ越ししたあと、キングはなかなか警戒心を解こうとせず、長い間プールに入らなかったそうです。

気持ちよさそうに泳ぐ姿が見られて、よかった〜。

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フンボルトの初詣


精鋭メンバーが出てきました。

お散歩の前に行われる給餌の間に、本日のメンバーが選抜されるのです。7羽は、いつもよりちょっと多め。うれしい初詣サービスです。
急げ急げ〜!と広場に向かって走るフンボルト。もちろん、雨に濡れるのがイヤだからではありません。
目指すは餌バケツ。「人鳥神社」と書かれた鳥居をくぐって、広場に突入します。
階段を上って神社に参拝?するのは、少数派。

階段を上がらなくてもおやつのイカナゴがもらえることを、みんな知っているのでしょうか。
おやつを食べたら、すぐ降りる。神社の鈴を鳴らすなどの訓練はしておりません。あくまでも天然。
ペンギン解説も終わり、帰途につくフンボルト。帰りはバケツによる先導はありませんが、きっちりと戻れます。



オマケ写真



鏡に向かって美しくキメるハッちゃん。

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ぺんぎん館

前回はまだヒナっぽかったイワトビの亜成鳥。体つきに幼さを残してはおりますが、かなり亜成鳥らしくなりました。

左側の水際がお気に入り場所です。
お掃除中にホース噴水で遊ぶ父イワトビ。クチバシで水に触ってみます。
掃除作業中、いつもの左寄り陣地から退避して右端にやってきたキングとイワトビ。
ついでにガラス際を点検しています。
お散歩前のこと、ジェンツーが控え室の入り口までやって来ました。キングのお散歩について行きたいのでしょうか?
お散歩から戻ってプールに入るキング、ラストはヨン君ですが。その後ろにご注目を。

ジェンツーの青ちゃんが、飼育員さんに何やらアピールしています。
「ねえねえ、ちょっと〜。」 何か言いたげです。飼育員さんの足、踏んでますけど。

そこへ、水中から近づいてきたのは、誰?
とりあえず挨拶を交わすジェンツーガールズ。
そこへもう1羽来ました。3羽一緒になって、宴会帰りのヨッパライみたいな感じで去って行きます。
キングはここが定位置になったようです。鏡に映った自分に見とれられるからか、仲間がたくさんいるように見えるからか。
キングはお散歩後の強制遊泳タイムに泳ぐのが主ですが、自主遊泳も行います。

右のゴバン君は泳ぐのがお好きです。左はヨン君。あと、ハッちゃんもよく泳ぎます。
 
スロープではなく、右端の垂直になった縁にロケット上陸するのがお好みらしいハッちゃん。

ちょうどここにいたゴバン君のすぐ前に飛び出しました。
どんっとハラで着地。このあと素早く立ち上がります。

ハッちゃんに向かってクチバシを伸ばすゴバン君。なぜか、キングは上陸してきた仲間が気になるようです。
立ち上がって、すぐにまた飛び込もうとするハッちゃん。
飛び込みます。ロケット上陸の練習なのでしょうか?
ぶらぶらと、ペンギン出入り口の控え室前にやって来た3羽。ロク君のうなじをちゅくちゅくするサン君。自分でちゅくちゅくしているのはヨン君。
ゴバン君は、こんな楽しい恰好で水の中を観察しています。
「何見てんの?」

「べ、べつに何も見てないがな。」

仲間が近づいてきたら避けたゴバン君。
その後。

ハッちゃんに言い寄る?ゴバン君。
「やめんかいな怒るでほんまに!」

「そ、そない怒らんかて・・・。」

ハッちゃん(左)の反撃にたじろぐゴバン君。後ずさりしてます。
上陸スロープでジタバタ上陸しているのはだれでしょう。
越前松島水族館ぺんぎん館の秘密兵器。掃除の締めくくりに、柄のめちゃ長〜いワイパーでプール部分のガラスについた水滴を除去。

柄の長さは3メートル近くあるんじゃ? びよんびよんと揺れて扱いが大変そうですが、ガラスがスッキリきれいになります。感謝。
ぺんぎん館の北側にある正面入り口。ペンギン散歩の出入り口とは反対側に位置します。



オマケ写真



イワトビ亜成鳥。オトナと違って、目が赤くありません。


その他:

越前松島恒例のペンギン散歩お正月バージョン。今期も絶好調です。特にキングは、飼育場が広くなって普段からよく歩いているので、練習の時も息切れする個体がいなかったそうです。

夏のオープン時にはジェンツーしか泳がないプールでした。その後まずイワトビの若い個体が、かなり遅れてキングが泳ぐようになったとのことです。あくまでも「石橋をたたいて渡る」キングでした。

南知多ビーチランドに行っていたハッちゃんが戻っていたのは嬉しいオドロキです。でも、南知多のサンタ君は独りぼっちとなり、それも問題です。人間が解決しなくてはどうにもなりません。

イワトビの末っ子も順調に成長しています。両親と子供しかいなくて、親は高齢です。これからの繁殖は難しいのでは? 他施設と交換などあればいいですね。

ジェンツーは新居にすっかり馴染んでいます。飼育員さんにも慣れた様子で、一安心。

フンボルトのお散歩は通年行われます。普段は3〜5羽出てきます。キングのお散歩は冬季限定で、換羽が始まる頃に終了します。原則全員出場します。

越前松島水族館は北陸にありますが、海岸に位置するため、冬でもめったに雪は積もりません。ただし北陸自動車道は雪の影響を受けやすいので、マイカーでお出かけの場合はお気をつけください。

2012/01/04



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