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バードランド Page 5 (2012/10/06) キングペンギンひきつづき増員中


エディンバラの仮住まい個体がまだとどまっているので、依然として「イギリスで唯一!」キングのいるところです。
午前中、11時前の風景です。まだお休みモードのキングたち。

数えてみましょう。ここに6羽。
ここに2羽。

前回見たときは三角だった囲い、四角になってます。
このあたりに10羽。フェンスの向こうで居眠っている個体が見えづらいです。

合計18羽。うちエディンバラ個体は5羽。
プールの側から。

中央の、目が覚めたばかりという感じの個体は、最高齢のミッシーちゃん。野生個体なので正確にはわかりませんが、すくなくとも29歳。
しばらくすると、ぼちぼち活動し始めました。

季節外れのモサモサは、前回見た換羽先延ばし個体と思われます。換羽が近い感じ。やっとピカピカになれるか?
囲いの周りでは、季節外れの歌合戦が始まりました。

首を伸ばしてのど自慢中のリリーちゃん。モサモサ君が興味を示しています。
見ていたセス君、ミッシーちゃんの隣に移動して一声。

リリーちゃんは2曲目を歌い終えたところです。
こちらでも、鳴き交わしています。


ぞろぞろキング


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すっかり目が覚めたキングの皆さん、ぞろぞろとプールの縁を歩きます。

6羽います。先頭はミッシーちゃん。
1羽飛び込みます。
「ど〜する?」みたいな雰囲気の残り5羽。
1羽飛び込みました。

でも、まだ「みんな、ど〜かな?」という感じの4羽。
また1羽、もう1羽で、
けっきょく全員泳ぎ始めました。
気持ちよさそうです。近くで見ていると、水をかけられます。
このキング、爪がめちゃ長い。


気になる個体をチェック!


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ミッシー (バードランド個体、メス)
給餌フェンス前で、セス君(手前、右緑黒)と仲よさげなミッシーちゃん。

今年(2012)はこの高齢ペアで産卵がありましたが、残念タマゴでした。
プールから上がってきたところ。左目の視力がないそうですが、元気に動いていました。

リリー (バードランド個体、メス)
いちばん小柄。活動的なので、写真を撮ると入っていることが多い個体です。

バンドが右ピンクに変更されました。
モサモサ個体に向かって、高らかに歌っています。

サー・ニルスに求愛されていたそうですが、ペア成立には至らなかったようです。
さっそうと見回りに出かけるリリーちゃん。ついてくるのは最年少のマクリーン君です。

マクリーン (エディンバラ個体、オス)
エディンバラのマクリーン君は、イギリスで一番若いキングペンギン。もうすぐ3歳の誕生日(2009年10月22日生まれ)です。

メインプールの端にある石組みを降りて、中段の池に入っていきます。
中段の池を横切り、さらに下へ飛び降りようとしています。

下に降りると、フンボルトの住宅があり、庭園風になっている区画に続きます。
降りてみましたが、ちょっと歩いてすぐに引き返します。

後ろの「木」は、ツタです。年季が入ってます。
やっこらせ〜と石組みを上がります。

地元キングでも全員がここへ来るわけではなさそうなのに、仮住まいの身でありながらすっかり慣れちゃってます。さすがに若い。

サー・ニルス・オーラフ (エディンバラ個体、オス)
プール前の坂で独り静寂を楽しむサー・ニルス。

左に、オレンジ色ビーズを3分の2ほどつけた白バンドしてます。紹介掲示(右オレンジ)は間違ってますのでご注意。
プール側から見たところ。サー・ニルスは羽ツヤが美しいのがご自慢。

夏前にはリリーちゃんとのウワサ報道もありましたが、ふられたようです。

その後、色形がキングペンギンに似た高圧洗浄機に魅入られ、さらにその後ながらく疑似抱卵を続けていたそうです。
こちらに近寄ってくれました。特徴的なお顔立ち。丸顔ですね。

横顔だと、クチバシが平均よりも上を向いているので、見つけやすいです。
「さらばじゃ。」 スタスタと立ち去るサー・ニルスでした。


オマケ写真1



「まだまだ若いモンに負けへんで〜。」 元気なミッシーちゃん。


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フンボルト
のんびりと歩くフンボルト。
入り口付近の岩組みに登るのが好きな個体。前回もこのあたりに上がっていました。
奥の居住区でむっちりとお昼寝中のペア。
そろってお目覚めです。
「おっ、ええもんめっけ〜。」 小枝を見つけました。そろそろ巣作りの季節。



オマケ写真2



巣の前でお昼寝中のフンボルト。
お悩み顔とアシカのようなフリッパーが、ファンの視線を引きつけます。


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その他
いつも入り口でお出迎えのアフリカハゲコウ。今日は2羽並んで「作り物のフリ」してます。
「ニッコリしてね! ペンギンカメラに写ってますよ。」

ペンギンプールの横に出ているポスター。ペンギンWebカメラで観客のライブ映像も見られます、ってことになりますが、ペンギンだけでよろしい。

これを見るためのツールがインストールできないので、私は見たことがありませんけど。
写真付きの個体紹介が並んでいます。でも、更新が遅れ気味で、フリッパーバンドの色が古いままだったりします。

最新情報は、白で囲んだ部分をどうぞ。下が拡大図。

2012年5月31日現在の飼育ペンギン一覧です。キングはバードランド個体13羽、エディンバラ個体5羽。
フンボルトはオス4羽メス5羽。



昼食をとりにペンギンカフェに向かう途中、こんな眺めが。柳の下にハクチョウさんです。
入るときは中も屋外も空いていましたが、まもなく満員に。さすがに、行楽シーズンの土曜日。
チキンフライとチップス(フライドポテト)とサラダのセットを二人で一皿。スコーン(けっこう大きい)も二人で一個。紅茶は一杯ずつ。

これでお腹いっぱい。揚げたてのアツアツ、柔らかくて美味しかったです。

その他:

今年、キングは5月に1コ、7月に2コ産卵しましたが、繁殖はありませんでした。フンボルトも、繁殖なしだったようです。

飼育数一覧によると、5月31日現在でキングは18羽(うちエディンバラ個体5羽)、フンボルトは9羽。

5月に産卵したキングはスクラフィちゃん(5月10日)だそうですが、5月31日現在のリストには名前が出ていません。その間に何かあったということに。そういえば、前回(5月15日に数えたときも全部で18羽でしたっけ。

ミッシーちゃんセス君のタマゴは、小さくてゆがんでいたそうです。お年のせいかも。ミッシーちゃんは野生個体なので正確には不明ながら、少なくとも29歳にはなっています。セス君は2歳年下です。

もう1コの7月タマゴはビルちゃんが産卵しました。400グラムあったそうです。ちょっとビックリ。普通は320グラムくらいのはず。

フンボルトは最初に訪問したときは11羽だったのが、9羽になりました。バードランドの冬は相当冷えるので、フンボルトにはきついのかも?

とはいえ、今いるフンボルトはイギリス国内生まれで、バードランド生まれの個体もいます。繁殖できないわけじゃありません。5歳くらいの若い個体が多いことですし、今後に期待しましょう。

プール改修中のためバードランドに仮住まいしているエディンバラ個体は5羽全員がオス。今回の仮住まいが刺激になり、バードランドのメスと新たなペアが誕生するのではと期待されましたが、今のところ成果は出ていません。

前回サー・ニルスが特定できませんでしたが、バンドが付け替えられていたのでした。本来は右オレンジ色バンドに白い名前ビーズ入り。「顔はサー・ニルスだけど、バンドが違うし・・・」と思っていた個体が、やっぱりそうでした。アタリで嬉しいです。

今回は著名キングのスパイク君の写真があまり撮れませんでした。みんなに紛れて、目立たなくしていたのです。ちょっと残念。

2012/10/06



オマケ写真3



サー・ニルスを近くで見られるのも、あとわずかです。
エディンバラのプールは広すぎて、探すのさえタイヘン。金網もあるし。
でも、リニューアル後の様子が楽しみです。



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