名古屋港水族館 Page 4 [ヒナの季節] (2010/12/09) |
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地下鉄名古屋港駅の壁面には、水族館の生き物の絵が取り付けてあります。 | |
駅構内にある名古屋港水族館のアンドン広告 | |
真ん中あたり |
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南極モード照明なので、冬の間は明るくてよく見えます。 南極の夏はアデリーペンギン属の繁殖期。中央の岩山にある巣が目立ちます。 黄矢印はヒゲ、白矢印はアデリーの巣です。 |
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黄矢印の巣。 頭を親のハラの下に隠したまま、ヒナがウンチを飛ばしました。親のクチバシをかすめています。 瞬間オシリを上下させたためか、軌跡がジグザグになってます。 |
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ヒナが向きを変えました。クチバシを向かって右奥に向けています。 柔らかそうなグレーの綿羽、さわってみたいですね。 |
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こちらは白矢印のアデリーの巣。 ヒナが首を伸ばしてエサをねだると、両親も盛んに鳴きはじめました。 |
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一家で上を向き、熱唱中。挨拶をしてお互いに声を覚えるのでしょうか。 | |
「これくらいでええか。」 ピタリと鳴きやむと、 | |
お待ちかねの流動食。 「しっかり食うとるか〜?」 見守る親も真剣です。 |
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ヒナはおなかいっぱいになったのでしょう、丸くなって寝ちゃったようです。 「はよ大きなりや〜。」 そっとのぞき込む親の様子が微笑ましい。 |
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右寄りエリア |
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岩山の右下です。テラス状に一段高くなっています。 この巣にヒナは見えませんが、ペアが鳴き交わしています。 |
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そのさらに右の、壁寄り。ここにもヒゲのヒナがいます。 手前にペンギンがたくさんいるので、隙間ができた一瞬だけ見えました。 |
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ヒゲの巣の右には、ジェンツーのヒナが二段重ねになっていました。 かなり大きくなってます。右側が先に孵化したヒナ。 |
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目を覚まして立ち上がりました。手前のヒナ小、ちょっと太り方が不足気味? | |
この巣は水槽前のモニターに映っています。斜め上から写しているので、ヒナの様子がよくわかります。 | |
同じ巣のヒナ。大きなヒナは、もう巣の外に出ようとしてます。 ついでに写ったヒゲペン、額の脇の抜け毛模様が、目に見えませんか? |
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でもまだ足元がしっかりしないので、段差が下りられないようです。あきらめたみたい。 | |
左側のジェンツーエリア |
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岩山の左に広がる平地。ご覧のようにすっかり囲ってあります。 エンペラーよけの囲いです。巣のあるところを歩き回ると危険なので。 囲いの切れ目から、ちょうど正面に巣が見えます。こちらもヒナが二段重ねで眠っています。 |
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目を覚ましたら、ゴハンの催促。親のクチバシをつつきます。 | |
あんまりしつこいと喰ってしまうのか?と思われるほどの餌やり光景です。 野生では他の野鳥(飛んでくる)が吐き戻しエサを横取りすることもあるそうです。この「がっぽり」姿勢は、横取り防止策なのでしょう。 |
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エンペラーペンギン |
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エンペラーはただ今換羽期に突入。3羽、左端の鏡の壁に向かって、立ったままです。 鏡に映ると羽数が多く見えて、安心できるみたいです。 でもじっとはしていません。真ん中の個体が、左側の個体にクチバシ攻撃を繰り出します。 |
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そこへもう1羽やって来ました。さっきまで小競り合いしていた2羽は休戦。 このあと、真ん中の個体が新参者を追い払ってしまいました。エンペラーにしては攻撃的な性格かも? |
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追い払われた個体は、中央の岩山近くにやって来ました。後ろにジェンツーエリアの囲いが見えてます。 それにしてもこのエンペラー、換羽前とはいえ、すごい太り方です。歩くのもつらそう・・・。 寝転がっているエンペラーは、朝から昼過ぎまでず〜っと動きませんでした。 この2羽は仲良しなのだと、水族館の常連さんが教えてくれました。 |
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さり気ない仲良し風景。これまた、ず〜っとこうしてました。 寝転がり個体は時々大きく息をします。生きてる証拠ですが、心配になります。換羽前なので動くのがおっくうなのでしょう。 |
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残り1羽は、ずっと水中にいました。「換羽前は身体がキモチ悪いのか、よく泳ぐ」と聞いたことがあります。 水のマジックで、2羽が並んでいるように見えます。 |
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のんびり泳いでいるだけではありません。 給餌タイムには、水際の個体がプールに落としたサカナを拾ってパクリ。素早さにビックリ。 |
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給餌タイム |
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まずはオキアミを水中投げ入れ。ジェンツーが次々とプールに飛び込んで、すごい勢いで食べてます。アデリーも混じってます。 よ〜く見ると、ゴミみたいな小さな白いものがいくつも見えます。それがオキアミです。 |
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「今日のサカナは、どや?」 「まあまあやな。」 その間バケツの中身を調べるアデリーとヒゲ。 |
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ちょっとした発見 |
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一足早く換羽に入った?単身者アデリー。アイリングにご注目ください。こんなふうに線が入っていたの、初めて気がつきました。 |
その他: 今期の繁殖は、孵化数がジェンツー14、ヒゲ3、アデリー2、合計19羽。無事に育ってくれるといいですね。名古屋港のジェンツーはよく繁殖しており、国内はもとより海外にも出ているそうです。 エンペラーは、換羽が済んでから繁殖期を迎えます。調子はどうでしょう? December 2010 |
オマケ写真
表彰台に立つ3羽。ジェンツー金、ヒゲ銀、アデリー銅。
今年の繁殖結果です。