海遊館 Page 7 (2009/12/29) |
屋外展示とペンパレ | |
「フリッパー噛んだろ。」 屋外展示場とはすなわちペンパレ要員の待機場です。特にすることはない(給餌タイムもない)ので、退屈しているに違いない。見ていると、いらんことするヤツがいます。 |
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「かぷっ!」 「あ〜っ、なにするねん、やめて〜な〜。」 呑気に寝転んでフリッパーを伸ばしていた個体が、さすがに抗議の表情で振り向きました。 でも、クチバシはふりほどいたものの、ケンカにはなりませんでした。起き上がっただけ。やっぱり、おっとりな性格。 |
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「アホなことしてんと。そろそろ出番やで。」 気配を察して出口扉前に一番乗りしたマユゲちゃん。たぶんペンパレ始まって以来のレギュラーメンバーです。 マユゲちゃん: 海遊館生まれの小柄な女のコで、両目の上、眉毛の位置に薄黄色の斑点があるので、私的に命名しました。斑点は遠目には目に見えます。 |
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「ほな行こか〜。」 扉が開くと、ぞろぞろと自分から出ていきます。マユゲちゃんは先頭で飛び出すわけではありません。まだ左隅にいます。 飼育員さんが先導しますが、あまり気にしてないみたい。あくまでもマイペース。 |
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マイペースってことは気分次第。めちゃ早足のこともあります。 この日はほどほどのペースでした。パレード終点の囲い地でちょっとしたイベントを終え、待機場に戻ります。 |
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ぞろぞろと戻ってきました。やっぱり雪の上が気持ちいいのでしょう。 中央がマユゲちゃんです。顔が見えさえすれば、識別は簡単。 |
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そろそろ夕方になってきました。さりげなく一ヶ所に追いつめられるキングたち。 ぞろぞろ性質ゆえに、変だと思っても散り散りになって逃げることはありません。 |
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「中に戻るからね。ペンギンカーに乗りなさい。」 「やだやだやだ〜っ」と足を突っ張りフリッパーをばたつかせて抵抗するマユゲちゃん。 やはりベテランだけあって、屋外には格別の愛着がある? |
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「ほら、詰めて詰めて。」 抵抗空しく全員ペンギンカーに詰め込まれました。毎年、毎回見られる光景です。 | |
「では出発〜!」 ペンギンカーに乗って建物内に入り、エレベーターを使ってバックヤードに戻ります。 | |
キングのヒナ人工育雛中 |
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12月、遅生まれのキングヒナ。くてっと寝転んでいます。まだ綿鵜も生えそろっていません。特に背中は裸っぽい。 南極大陸水槽の廊下を挟んだ向かい側に、特別展示の窓があります。 |
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起き上がりました。足元は案外しっかりしています。すでに鋭いクチバシが、コワカワイイですね。 | |
孵化後15日、体重595.3g。孵化した時の体重は222.8g。 ヒナは窓の中に置かれたプラスチック水槽に入っています。 |
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テーブルの上にいろんなものが展示してあります。 手前左は、このヒナがかぶっていた卵殻。右寄りに、タマゴの見本。タマゴの重さは約350gですから、孵化時体重222.8gとの差は、殻をのぞいて、ヒナが消費した分。 奥のザルは? |
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給餌タイムになりました。飼育員さんが片手で持ち上げます。ヒナは慣れた様子でうまく手に乗っかっています。 | |
さっきのザルは、こうするためのもの。 ヒナはしっかり飼育員さんの動きを見ています。 |
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ヒナの首を引っ張っているのではありません。ヒナが自分で首を伸ばしているのです。やっぱり長い。スジが立ってます。 飼育員さんが片手の指でヒナのクチバシを挟むようにすると、ヒナは食べる体勢をとります。 そこですかさず、もう一方の手で小さな切り身を口に入れてやるのです。 |
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食べ終わって満足げな後ろ姿。首の後ろにシワが・・・。でも羽が伸びれば目立たなくなります。 | |
食べたら眠い。水槽に戻されたら丸まってしまいました。小さなフリッパーが愛らしいですね。 | |
南極大陸水槽 |
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こちらはお向かいの南極大陸水槽。要するにペンギン水槽です。 8月生のヒナが2羽います。こちらは、いつも親がしっかりとガードしている方のヒナ。一緒にいる母親は小柄ですが、それにしても大きいヒナ。 |
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もう1羽のひなが右奥の方にいます。奥のヒナの方が大柄なようで、綿羽の色は濃いめ。 | |
こちらは左手にあるジェンツー陣地。擬岩からこぼれ落ちそうにして寝転んでいる個体も。 アデリーは、なかなか水から上がってきませんでした。 |
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イワトビ特別展示 |
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水族館出口前にある企画展示場で、イワトビの特別展示が行われていました。近年、普段はバックヤードにいます。 ペアです。それぞれ石に乗っかって仲良くしています。 |
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こちらは彼らの子供。一家で出演中です。 ラブラブの両親にはおかまいなく、泳ぎ、走り、登りと大活躍。 |
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張り出し部分では周りから水中の姿を見ることができます。モデルは亜成鳥。 |
その他: ペンギンパレードは、12月後半から土日祝を中心に行われます。クリスマスとお正月期間には平日もあり。また、年によって平日開催が多いこともあります。海遊館のサイトでスケジュールを確認いたしましょう。 ペンギンパレードは通常1日3回実施されますが、じつはパレード自体は、人垣に阻まれてじっくり見ることが困難です。でもペンギンは朝10時から夕方4時まで屋外の待機場にいますから(屋外展示)、ゆっくり観察できます。水族館に入らなければ、無料です。 イワトビの特別展示が行われていた企画展示コーナーは、水族館出口近くにあります。コツメカワウソの一家が出ていたり、タッチングプールがあったりと、様々な催しがあります。 December 2009 |
オマケ写真
キングの首は見れば見るほど不思議。マユゲちゃんの華麗なキング技です。
冬のイルミネーション |
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海の生き物をデザインしたイルミネーションが、広場を飾ります。こちらはオニイトマキエイ。 | |
もちろんペンギンも団体で待ってます。 このペンギンは、期間終了後は海遊館隣のマーケットプレイス2Fに移動しました。 |
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見上げれば、ペンギンが飛んでいます。 イルミネーションは、冬の間ずっと見られます。 |