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ザ・ディープへの行き方とハルの見どころ案内


Hullへは、Yorkから行きました。幹線でDoncaster乗り換えで行くのと、ローカル線で直通と、2通りの行き方があります。

Londonからだと、London King's Cross駅から2時間に1本、Hull TrainsのHull行き直通特急があり、所要時間は2時間半ほど。
(車両と停車駅とサービスは日本で言う「特急」に当たりますが、イギリスでは「特急」や「快速」などの区別はありません。)

時刻表はこちら http://www.nationalrail.co.uk/

YorkからVirgin East CoastでDoncasterまで。

この時はブリットレイル・イングランド・パスのファーストクラスを利用しました。
Vergin East Coastのファーストクラス(1等車)は朝食の無料サービスがありますが、Doncasterまでは25分くらいなので、フルに食べている時間はありません。
乗り換えのDoncaster駅にはファーストクラスラウンジがあります。
1stクラスのチケットかパスを見せて入ります。
コーヒーやホットチョコレートなどが自由にいただけます。
乗り換えたHull Trainsの1stクラス車内。
まずはお茶とお菓子。
朝食はメニューから1人1つ選びます。

これはフルーツサラダ。
こちらはベーコンロール。

イギリスのベーコンロールはパン(丸いのもあり)に焼いた厚切りベーコンを挟んだだけのシンプルさが美味しいです。

鉄道会社によって無料サービスの内容は大幅に異なります。
メニューに価格が表示されていれば有料です。
Hull駅に到着。
コンコースにペンギンの旗が下がっています。
The Deepの広告です。「歩いてたった20分」ではちょっと無理かも。
駅に置いてある地図をまずもらいましょう。サイクルマップしかありませんでしたが、通り名がちゃんと入っていて助かりました。

駅の中に「The Deep」の矢印案内があり、それに従って行くと、駅の正面ではなくて横(南側)に出ます。

駅を左に出て、とメルキュール・ロイヤルホテルにそってAnlaby Roadを進みます。

Ferensway通りを信号で横切ると、通り名がCarr Ln(カーレイン)に変わります。

LnはLaneの略。

そのままCarr Laneをまっすぐ進みます。

途中、左手にParagon Arcadeが見えます。古い商店街ですが、ここは小規模。
もう少し進んで、Charioto StreetのT字路を過ぎれば、City Hallの細長い建物が左手に見えてきます。

通り名は、角の建物の通りに面した側の上の方に表示されています。(ない場合もあり)
道の反対側にこんなクラシックなホテル(The Punch)があり、
行く手にはQueen Victoria Square(広場)があってVictoria女王の像が建っています。
広場の手前、City Hallの一角にツーリストインフォメーションセンターがあります。

ここです。白と紫の看板。

入り口はここまで歩いてきたCarr Laneに面しています。矢印のように向こうから歩いてきて入りました。

ここで町の観光地図をもらいました。
インフォメーションセンターから出て、広場を挟んで向かいにあるMaritime Museum(海事博物館)に入場。無料です。

造船会社の社屋だった建物を使っています。

捕鯨関係の展示がメインです。これはクジラの骨格と銛。
会社の株主や賓客をもてなすのに使った豪華なホールなども公開されています。
海事博物館を出たら、ガラス張りの建物の方へ。

Princes Quay(プリンスィズ・キー)ショッピングセンターです。
その前に、Beverley Gateという遺跡があります。

中世のHullの町に入る市門の跡です。

来た方を振り返っていますので、インフォメーションのあるCity Hall (A)と海事博物館(B)が見えます。
そういうわけで、ここからはHullのOld Townです。

Whitefriargateという通りを、ほぼ東に向かってまっすぐ進んでいくと、通り名はSilver Steetに変わります。
途中Silver Steetの右側にHepworth Arcadeがあります。アンティークな雰囲気を見るだけでも楽しいです。
アーケードの入り口を通り過ぎて少し行くと、Lowgate通り出ます。

The Deepに直行するなら、High Streetを横切ってまっすぐScale Laneに入り、歩行者用の橋を渡ってHull川の向こう岸へ。

他の博物館を見学するなら、Lowgateを左(北の方)に進みましょう。

教会(St Mary's Church)の向こう側で右へ、Chapel Laneに入ります。
教会の前から左前方に見える壮大な建物は、ギルドホールです。市議会が入っているそうです。
このあたりの街並み。
Chapel Laneを進み、High Steetを横切ると、すぐにMuseums Quarter(博物館地区)です。

この写真のStreetlife Museum of Transport(交通博物館)と、Hull and East Riding Museum(歴史博物館)とが道を挟んで並んでいます。

また、奴隷制度廃止活動で知られるWilberforceの家も博物館になっています。

全て入館無料です。
交通博物館には、バス、市電、馬車、自動車などが楽しく展示されています。

これは機関車と信号所。信号所の中に入ってポイント切り替え器を見ることができます。
こちらは馬車。19世紀の街並みを再現しています。
Chapel Laneを挟んで建つHull and East Riding Museum。地元の歴史博物館です。

考古学ファンは必見。
昔の農村を再現したジオラマ。
この地方にはローマ時代の遺跡が数多く残っています。

壁や床のモザイク実物を数点、剥ぎ取り展示してあります。
博物館の裏はHull川。干潮時で干上がっています。

この船も博物館の一部。Arctic Corsairという、1960年建造の底引き網漁船です。

その後中層トロール漁船、普通の漁船と転用され、1993年に市が買い取り、元の状態に戻して1999年から展示。
  博物館を出てHigh Streetを左(南)に進み、Scale Laneを左に曲がると、歩行者用の橋があります。
これを渡って、
Tower Streetを右に行く(右手に川)と、大きな水門の向こうに

駐車場と、目的地The Deepの建物が見えます。

橋を渡ってからこのあたりまで、あまり人通りがなくてさびしいです。でも水族館の中には平日なのに人がいっぱいで、驚きました。
この水門は防潮門です。万一の時は上の門板が90度回転して降りてきます。

帰りは、水門の横にある橋を渡りました。
対岸から見たThe Deep。

橋を渡ったら右へ、Humber Streetを進むと通り名がHigh Streetになります。(そのまま直進すれば博物館地区に戻ります。)

Scale Laneを左(西)に行けば、Lowgateを横切ってあとは元来た道を引き返すことに。
Queen Victoria Squareからは、インフォメーションの反対側の通りを歩いて、South StreetやJameson Streetなど歩行者専用のショッピング街を抜けて、駅に出ました。

これは駅の左隣にあるMercure Royal Hotel。通りはFerenswayです。
駅はこちら。すぐ右隣には大きなショッピングセンターがあります。

バス乗り場が併設されているのはイギリスの駅に珍しい便利さ。
帰りは、ローカル線で。日本では快速にあたる便で、Yorkまで早く帰れました。

この列車にはファーストクラスはありません。

その他:

Hullの正式名称はKingston upon Hull。Hull川がHumber川に合流するところにあります。

古い歴史を持ち、19世紀には捕鯨で栄えた漁業の町です。人口は25万6千人あまりということですが、文化や娯楽施設が多く、日本の同程度の人口を持つ地方都市よりもずっと活気があるように感じました。

見どころが多く、じっくり見るには1日では足りないかも。かの『地球の歩き方』にも出ていない穴場です。

町の中心部はさほど広くなくて、町歩きにはちょうどいいサイズだと思います。危険な雰囲気は感じませんでしたが、油断は禁物。現地へ行く前に予習はお忘れなく。安全には気をつけてくださいね。

2015/03/23


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