Miscellany ペンギン見聞録/路上

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路上のペンギン

万人に愛されるペンギンは、トラックの看板としても愛嬌をふりまいています。路上で見かけた「走るペンギン」たち。

典型的普及型ペンギン  
東海地方のとあるサービスエリアで見かけた、大型トラックの看板です。
ペンギン以外の何物でもないけど、よく見ればなんだかペンギンではない。キャラクター化されたペンギンに共通の、謎めいたニュアンス。

目と口が、昔懐かしい「オバQ」に似た雰囲気。よく見たら、ちゃんと「毛が3本」なんですよ! 

キャラクター化されたペンギンによく見られる特徴は: 
(1)つるっとしたゴムのような質感 (2)白い顔 (3)極端に横長の口

(1) イルカじゃないんですけど・・・。でも、水に濡れているとそんなふうに見えることも。

(2) ヒゲでもロイヤルでもなくて、アデリーの顔を白くしたような感じのことが多いですね。顔が黒いと、愛くるしい表情がつけにくいからかも。

(3) もはやクチバシではなく、ただの口。こんな鳥って、ないです。でも、顔を丸まっちい形にするのが、可愛さ表現のお約束。

細かいことを言えば、フリッパーの付き方が90度ちがう、フリッパーの内側の色がヘン、足裏が黒くない。

でも、やっぱりペンギンなんだよね〜。その決め手は。やっぱり「ボテ腹短足二足直立」かな? ともかく、うまく仕上がっていてカワイイから、いいと思いますけど。

2007/11


クールすぎるペンギン
 
東名岡崎あたりで渋滞中、隣にいた冷凍車の看板。

左はケープ、右はマゼラン(顔はガラパゴス?)と、ちゃんとわかります。それだけに、「ペンギンが凍ってしまう〜〜!」と心配になったりします。

 です。

ペンギンが動物園の人気者になって半世紀近くが経とうとしています。けれど、今もなお「ペンギン=南極」というイメージで扱われることが多いようです。

「南極からの使者」という初期のうたい文句のインパクトがよほど強かったのでしょう。以前は動物園などが温帯ペンギンのプールを南極ふうにレイアウトしていたことも影響しているかも。

でも、こうるさいことはヌキにして。かわいくて、渋滞時にほっこりと和めるなんて、たいへんよろしい看板ではありませんか。

(トラックのボディに書かれた社名やロゴやマークなどは、看板と呼ばれます。)

2006/08

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道ばたのペンギン

なにしろペンギンは毎度お馴染み愛されるキャラクターですから、本物以外のペンギン物件にもあちこちで遭遇いたします。
「こんなとこにおったんかいな〜。」そんなペンギン物件たちはちょっとマヌケっぽくて、何とも言えないアジがあります。

ペンギン幟・ペンギン旗
北陸自動車道のとあるSAではためいていたペンギン幟。裏返しですが、かき氷です。

赤い文字の陰から控えめにのぞくペンギンさんは、ちゃんとスプーンを手にしています。氷イチゴを食べませう。カワイイので、嘴の形も許しちゃう。

拡大図


かき氷は、関西では伝統的に氷をかいた上からみつをかける。途中でみつをかけ、さらに氷を盛ってみつをかけることも。だから、上の方に色がついている。

関東では、容器にみつを入れておいて、その上に氷をかいて盛るので、下の方が色つきだと聞きました。

でもこの幟のは、全体がイチゴ色〜。

別に道端じゃないんだけど、コンセプトが似てるからここで紹介いたします。百円グッズの、氷の旗。伝統柄だと、波の上には千鳥が飛んでいるところ、なぜかペンギンさんです。

この夏、ダイニングの磨りガラスドアにぶら下げて、涼感を味わいました。



2008/08



屋根ペンギン
北国の閑静な住宅街。

「あ、屋根を見ろ!」 「雪だ!」 「ペンギンよ!」

そうです、自然造形の妙、雪解け屋根ペンギンです。雪が滑り落ちて、横向きペンギンのシルエットになっています。


後頭部にピョンと突き出た冠羽が、マカロニかイワトビに見えます。すばらしい〜。

「おお、偉大なるギン様」とか思った人は、『ハッピー・フィート』をご覧になりましたね?

この写真は北海道のまりれお様よりいただきました。

2007/08



パークウェイのペンギン
滋賀県は琵琶湖北端部にある奥琵琶湖パークウェイ(無料)。道路沿いにみごとな桜が続きます。
(地図では県道512 葛籠尾崎塩津線となっているかも)

写真のつづら尾展望台からは琵琶湖が見下ろせます。ベンチでおでんなど食べるのが、私のお気に入り。

さて、この駐車場の奥(写真ななめ右手奥)には、なぜか『動物園』がございます。

もちろん、動物園のスタァ、ペンギンも勢揃い。本物のエンペラーよりもちょっと大きいかな?というサイズで、コンクリート(?)にペイントした作品です。

手前にはシマウマ。ペンギンの右の方にはシロクマがいました。ゾウさん(ミニ)等の定番動物も、そろってます。



1羽だけ違うほう向いてるのも、ニクイですね。このペンギンはアザラシを見ているのです。


右側の2体を拡大してみますと。左はエンペラー、右はキング。サイズについてはさておき、ちゃ〜んと違いが表現されております。

キングと一緒にいるイワトビを指して「ペンギンのこども」という多くの一般な人々と比べると、この制作者のペンギンに対するこだわりには驚くべきものがあります。

ペンギンファンの皆様、関西へお越しの際はぜひ!こちらで記念写真を。

2005/04


ペンギン水飲み

さて、同じく琵琶湖周辺、滋賀県は高島市、R161の路傍に、旅行くドライバーの目をなごませるこんなペンギン物件が見えてきます。





少し前進して、正面から見たところ。水飲み手洗い水栓なんです。ペンギンさんが「お水飲みましょう」って感じ。

本当に水が出るのかどうかは不明です。

「ペンギンって、こんなんだよね〜」という、一般化されたペンギンの姿が表現されております。しかしながら頭部のパッチはキングかエンペラーを意識している模様。

拡大してみると、とてもフレンドリーな表情。こちら側のヤツの頭、なんか黒色がすり減っているようです。つい頭など撫でたくなるような雰囲気だからかも。

児童公園などに設置してあれば子供たちに大人気!と思ったのですが・・・水飲む時にペンギンさんと間近にご対面なので、小さな子供にはちょっとコワイかも。

追記:その後、真っ白にペイントされていましたが、そのあと見かけなくなりました。

2005/08





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