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台北市立動物園 Page 1 (2011/02/11)



MRT木柵線の終点、動物園駅構内のパネル装飾。ワニとエンペラーペンギン。写ってないけど、ペンギンの背景にはホッキョクグマやチータ。


駅の出口。この線は全線高架、ついでに無人運転。

スイカなどと同じしくみのICカードを使えば、切符を買うよりも安い運賃が適用されます。


駅から動物園はすぐそば。途中にはこんなイラストが。


動物園入り口。手前は広場になっています。

この壁の右手に入場券売り場があります。オトナ1人60元(台湾ドル)、日本円で\180くらい。

改札では、お札より大判の入場券の角を係の人がちぎります。


コアラ舎の横にある乗り場から、列車に乗りました。園内はとても広くて、一番奥にある鳥類エリアまで歩いたらタイヘンそうです。

「機関車」は要するに自動車で、ご覧の通りタイヤで専用舗装路を走るのです。

乗車1回5台湾ドル(\15ほど)。MRTのICカードで乗れますが、割引はありません。

園内を1周します。途中の駅は鳥園のみ。



鳥園駅から両生類爬虫類館をへて、ペンギン館。途中にスナックとショップがあります。


屋外展示


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ペンギン館に入る前に、入り口左手の模型展示をご覧ください。

キングの生態を説明しています。上段には野生生息地(氷河跡)が表現されております。力作です。

もちろんお子供衆はペンギンとの記念撮影が大好きでございます。でも、よ〜く見ると、ペンギンに何か書いてある〜。


上の集合写真で左端の1の個体。

(この写真の「2」は間違いです。すみません。)

「求偶」と、ハラに文字が彫り込んであります。足の上のあたり、見えますか?

恍惚のディスプレイで婚活中ですよ。


その右、2は「食事をする」。これは文字のありかががわかりやすいと思います。

フリッパーが折れているのが痛ましいですが、魚をくわえてうれしそうな表情。


3は「子育て」。

中くらいのヒナが、丸々としてかわいらしいですね。玄関先に3羽ほど置きたいです。




4「ペアリング」。背中あわせに立っていますが、ケンカしてすねているわけではありません。

上半身を見れば、首をからませてラブラブです。

でも、ホンモノには無理っぽい姿勢かも・・・。


5「えさを与える」。はき戻して食べさせています。


6「タマゴを孵す」。抱卵中にこんな感じでタマゴのチラ見えって、実際にありますね。

日本語の「抱卵」にあたる中国語は、「抱蛋」。タマゴの「蛋」が「蚤(ノミ)」と似ているので、なじめません。


こちらは壇上の一派。親子が3組いますが、よく見るとナゾめいています。拡大してみましょう。
左端に見えるヒナ、妖怪ガマガエルです。つるつるなので仕方ないかも。

だけど、親から逃げようとしているような格好はなぜ?
中央の給餌個体。宇宙昆虫(?)のかぶり物をかぶっているんじゃ?

館 内


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館内の屋内展示フロアは広いですが、かなり暗いです。

キング水槽です。右端のガラスをよくご覧ください。細い柱の脇にキングがいるのが見えますか?


これです。ガラスの汚れもさることながら、陸場のレベルが高いので、子供には見づらそう。

上の写真で一番背が高いシルエットは、大柄なお父さん。でもまだキングが目の高さより上に位置しています。


お昼寝キングの近くには、羽繕いキングが。

午前の給餌タイムが終わってしばらくした頃なので、みんなまったりしてます。


お昼寝キング、目を覚ましました。


こちらは左端の壁際。壁は大きな鏡になってます。

ガラス窓の幅よりも飼育室の幅の方が広いので、端のほうではペンギンが隠れるようになってしまいます。

でもこのあたりだけガラスの汚れが少ないですし、ペンギンがかたまっています。撮影ポイントです。


陸場が高いため、奥の方の個体は上半分だけが見えます。

一番手前の個体は、お年寄り。クチバシがゴツゴツで頭の羽が不揃いです。

でも元気。ここがお気に入り場所なのだそうです。
ヒナもいます。2010年9月14日ふ化、名前は「可可」ちゃん、綿羽がカカオ色だからだそうです。父親は「台壮」君、母親は「美鳳」ちゃん。

今期は1羽ですが、昨期は2羽のヒナが育ちました。なかなか順調です。
可可ちゃん、目の周りは綿羽が抜け始めています。一人前の格好でお昼寝。
父親か母親か、きっちりとヒナを守っています。親子が2組いるように見えますが、鏡です。
左端の奥が、これまで見ていたガラス窓。ガラスに沿って右に移動してくると、この角に来ます。

もう1面、キングプールの窓があるのです。こちらから見ると、水中には複雑に岩が配置してあります。

この時は誰も泳いでいませんでした。
上の窓の直角右手に、この観察窓があります。ケープの屋内展示場です。
こちらも、中がスッキリとは見えません。
5〜6羽が目に入りました。
ケープのプールは、建物の外につながっています。出入り口越しに内側から外を見たところ。
外のプールです。自然っぽいレイアウトですが、どちらかというと湿潤な気候を思わせます。
外のケーププールからさらに進むと、ペンギンショップがあります。

店名は「企鵝」つまりペンギン。「企鵝」という店名の上に、ペンギンの顔らしき浮き彫りが。ちょっとこわい。

館内説明展示


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ペンギン館内には説明展示が盛りだくさん。これはキングプール脇の「國王企鵝」解説です。
こちらはケープ「黒脚企鵝」。
これはアンドン看板。このケープイラストも周囲のペンギンデザインも、どこかで見たことが・・・。
ペンギンの背比べ図。キングの「95センチ」は、どこまでの高さ? 表現に一工夫ほしいところです。

そして、そうです、このイラストも上のも、『ペンギン図鑑』です。
こちらは足の熱交換システム。
「ペンギンの種類と分布」
壁のカーブに沿って、「氷に閉ざされた世界:南極」

シャチやヒョウアザラシといった天敵も描いてあります。キングとイワトビもいます。

暗い中、床にスポットライトが当たっていますが?
じゃ〜ん。一大企鵝床画です。


園内のペンギン看板類


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遊客意見箱。


遊客列車乗り場の近くにあったオウサマ看板。

「乗り物は控えめに、たくさん歩けば、心身さらに健康。ここからペンギン館まで歩いてたった25分です。たくさん歩けば健康のためになります」という感じ、文字からも伝わりますね。


鳥園駅からペンギン館に向かう途中にあった給水器。ぬるま湯と水と冷水が出ます。

エンペラー親子の張り紙は、「熱いお湯が必要な場合はお近くのスナックコーナーで」。



ペンギン館が近づくと、ペンギンクイズつき誘導看板が現れます。

赤いペンギンのところには「ペンギンを見るなら僕についておいで」。

「ペンギンさんってめちゃ変わってるねんで。クイズに答えてみてや。」

「1.ペンギン(企鵝)はガチョウ(鵝)でしょうか? (1)そうです (2)そうではありません」

「答えは第2問の看板にあるよ。」


ご覧の皆さんに答えは必要ないと思いますので、2番の問題。

「2.ペンギンが「ホッキョクグマ」に出くわしたらどうしますか?」

「(1)ペンギンは飛べる(から大丈夫)」

「(2)ホッキョクグマは北極に、ペンギンは南半球にいる(から出くわさない)」

「(3)ペンギンが泳ぐ速さはホッキョクグマよりも速い(から大丈夫)」


「3.ペンギンさんはとってもきれいだね、目立つ白黒の服を着ているよ!  白黒の羽は何か働きがあるのか考えてみて」

「(1)美しくて目立つこと以外には、ほかの意味はありません」

「(2)保護色です」


4.ペンギンは頭の(こんな)動作で何をしているのでしょう。

以下選択肢も省略


5.ペンギンのちびっ子は何を食べているかな?


6.現在、世界中のペンギン全部が幸せで楽しい生活をしているかな?


ラストの看板。「ペンギン館につきました。ようこそ。」

下に描いてあるのは、人間の活動がペンギンの生息環境に悪影響を与えることがあるという例。タンカー事故によるオイル流出の図ですね。


動物園の出口近くにあったサポーター募集の掲示。

1は動物サポーター、年額1000元、入園無料の特典付き。「1日あたり3元たらずで動物をヘルプ」

2は動物ちびっ子サポーター、12歳以下限定、年額500元。特典は同じ。「毎月42元で動物を幸せに」

1元は訪問時のレートでおおむね\3です。


その他:

ペンギンの給餌タイムは月〜金10:30と3:30。台北動物園HPによれば、土11:15から飼育員トークがあるそうです。

ペンギン館は第2月曜は休館日です。動物園全体が原則年中無休なので、それぞれの館が別個に休館するようです。(入園料大人60元で、館ごとに料金がいるわけではありません。) また、最大のショップが毎週月曜定休なので、気をつけましょう。

教育中心(教育センター)の展示は別料金ですが、充実のレトロな展示が楽しかったです。霧を吐く恐竜など、迫力。

園内列車は便利ですが、走りながら動物は見られません。まず一番奥の鳥園まで乗って、動物を見ながら歩いて戻ってくるのが王道と思います。人気のパンダは入り口側の駅に近いところにあります。今回はペンギンと爬虫類館、ほかにはコアラとふれあい動物だけ見てきました。

ペンギン館内にはペンギン解説や装飾がふんだんにありました。上で紹介した以外にもまだまだあります。けれど、せっかくの説明パネルも、じっくり読んでいる人はまれ。日本の動物園でも同じ傾向が見られます。

中国語でペンギンは「企鵝」つまり「つま先立ちガチョウ」です。ガチョウのように太っていて直立しているからでしょう。けれど、たいていの鳥は「つま先立ち」しているのです。人間でいえば、足の裏を上げて指だけで立っているようなもの。ペンギンは「かかと」に当たる部分が低いところにありますが、ツルやサギでは、「かかと」がかなり高いところに位置していて、逆向きに曲がる「ひざ」みたいに見えます。 

台北市立動物園のHPでは、「企鵝館動物即時影像」でペンギンのライブ映像が見られます。 「企鵝館」を探して開けてみましょう。

2011/02/11



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