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シェーンブルン動物園 Page 1  (2015/01/07)
Tiergarten Schonbrunn

初訪問:世界最古の動物園



動物園入り口から雪の降る中を歩いてたどり着いたペンギンプール。こちらはフンボルトプールです。
園路を挟んで左手に、キングとイワトビのいる屋内プールがあります。


屋内展示「極地館」のキングとイワトビ
フンボルトペンギンの筋向かいにある、Polarium。極地館ですね。

矢印1に PINGUINE と表示があります。ここが入り口の自動ドア。

矢印2にも自動ドアがあります。

矢印3は、シロクマ館の入り口で、ここに入るとペンギンプールの反対側が見られます。
この写真では、向かって左に矢印1のドア、右に矢印2のドア。
左側から入ってみます。「PINGUINE」と表示があるのだから、こちらが入り口だと思います。
入り口にはフィーディングタイムの表示が。「毎日午前11時」です。
自動ドアが開きました。中は暗くて、正面のガラス越しにプールが見えます。
プールの観察窓は3面に分かれています。そぞれ左・真ん中・右の部屋と呼ぶことにします。

左の部屋は照明も消えており、使われていませんでした。

スペース中央に円形のベンチがあります。
使用している2部屋のうち、真ん中の部屋(写真で左側)にはあまりペンギンがいなくて、
こんな感じでした。3羽ほど見えます。

真ん中あたり、柱のところに何かあります。
王様が説明ファイルを捧げ持っているのでした。
右の部屋にはペンギンがたくさんいて、人もこちらに集まります。
王様が10羽カウントできました。
プラス、ヒナ1羽!
動物園の公式Webサイトによると、2014年8月24日生まれ。見頃です。
フリッパーをパタパタ。

後ろの2羽がいつもヒナの近くにいました。
ヒナ、向こうを向いて固まってしまいました。
昼寝をしているのはキングの亜成鳥。

公式サイトに2013年7月18日孵化と出ていた個体でしょうか。
キングは真ん中あたりがお気に入りのようです。
立派な冠羽のキタイワトビ。

その後ろにいるのは亜成鳥。
窓の右端をのぞき込むと、イワトビの陣地になっていました。

奧の四角い窓はフンボルトプール側に向いています。
とても立派なヘアスタイル。
そして、左端をお気に入り場所にしているイワトビも。

手前にいるのは、さっき見た亜成鳥です。
仲良く岩にのっかるイワトビ、たぶんペア。

壁の窓が開いています。
天井の窓も開いています。

窓には金網が張ってあります。
外の気温はマイナス1度くらいでした。冷房しなくても、寒冷地ペンギンにはちょうどいいコンディション。

換気もできるし、この日は雪でしたが、晴れていれば天然光も入ります。
金網を抜けて降ってくる雪が、キングの頭にのってます。

もちろん、雪を追いかけるペンギンも見られました。

イワトビ亜成鳥の動画をどうぞ。
Movie 217
右の部屋と真ん中の部屋はプールも陸地もつながっていますが、プールは行き来できないようにしてあるようです。
真ん中の部屋の眺め。柱と壁の間を抜けて、キングが遊びに来ています。

このイワトビ亜成鳥は、さっきのとは別の個体です。

動画があります。

Movie 218
イワトビ亜成鳥拡大。
 

ペンギンの裏側とシロクマ館

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さて、右の部屋の奧ですが、ガラスになっていて何か明かりが見えます。向こうからも見られる?
というわけで、2の扉から出て、3の入り口へ向かいました。
2の扉を外から見たところ。

ペンギンのいる極地館2ヶ所の自動ドアのデザインは、同じです。
左が極地館、中央に見える入り口が、入り口3です。そこから右の円形建物がホッキョクグマ館。
入り口3には「EISBARENWELT」と表示があります。すなわち「ホッキョクグマの世界」です。ここに入ると、
やっぱりペンギンの「裏側」。右の部屋が反対側から見られるのです。

壁には「なぜホッキョクグマはペンギンを食べないのでしょう?」と書いてあります。

野生では出会うことがないからですね。
水中の様子も観察できます。右の部屋はとても広かったのでした。
観察通路側の照明が強いので、写真は撮りづらいです。
右奥に、さっき入ってきた入り口が見えます。

壁の展示。「南極に棲んでいる生き物は?」
「なぜペンギンはしもやけにならないのかな?」

おなじみ、ペンギンの足に備わる「熱交換システム」の解説です。
ホールをのぞくと、極地探検の歴史展示が。
長い通路沿いにも様々な極地に関する展示が続いています。

さらに進むとホッキョクグマの飼育場をガラス越しに見ることができるのですが、クマの姿は見えませんでした。
これが「ホッキョクグマの世界」。

右上の矢印から円形建物に入ったのですね。
隣接する極地館(ペンギン館)が描いてないので、ちょっとわかりにくいのでは?

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オマケ写真 1



右の部屋真ん中あたりに陣取るキング。イワトビがちらほら混じっています。


オマケ写真 2



真ん中の部屋に出張中のキングとイワトビ亜成鳥。水鏡が美しいですね。


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屋外展示のフンボルト



雪の中を歩いてきて、まず目に入ったのはフンボルトプール。

右の方にペンギン各種の看板が立っています。左から、エンペラー、キング、ジェンツー、ロイヤル、キガシラ(イエローアイド)、ケープ、イワトビ。チョイスが日本とは微妙に異なります。


手前真ん中に見えるボードは、近寄るとこれです。

タイトルはドイツ語で「馬子にも衣装」。

最初は図解の蓋が開いていて、中の図が雪で白くなっていて不明。蓋を閉じて写真を撮りました。
プールに近寄ってみます。手前にロープが張ってあるので、これ以上は近寄れません。

フンボルトがいますよ。
上の写真で右寄りのところ。

滝があり、水が流れています。気温はマイナス1度。

キング・イワトビと場所換えした方がいいんじゃ?
滝から左の方へ見ていきます。

余裕で水中羽繕いしている個体もいます。
陸地には枯れ木(擬木?)や岩で変化がつけてあります。植栽もあるようです。
降りしきる雪の中、わしわしと団体で泳いでいますね。
プールの曲線に沿って左に進みます。ここからはアクリル越しに水中が見えます。
その左にはフンボルトのフィーディングタイム表示。毎日11時45分。
さらに左手に進むと、陸地を観察するエリアになります。

水際に2羽立っているのが、見えますか?
奥の方に巣穴が見えます。

自然再現形の複雑な地形が、ペンギンの遊び心を刺激しそうです。夏には緑もきれいなことでしょう。
極地館の前から見たフンボルトプールの陸地観察ゾーン。
岩山を模した壁にはフンボルトの看板が。

右手に見えるガラス窓、ありの観察セットみたいに半分は地中部分になってるんですが、もしかしたら掘った巣穴が見られるとか・・・?
フンボルトペンギンの説明看板。

ドイツ語では
Humboldt pinguin

英語では
Peruvian penguinって、ペルーペンギン。確かに生息地はペルーやチリの沿岸部ですが。

イギリスのロンドン動物園でもバードランドでも、英語で「Humboldt penguin」です。

Humboldtはドイツ人の姓なので、「英語表記にしなくちゃ」ってドイツ人の気の使いすぎ?

帰り道

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ペンギン前から、奥に見えるパビリオンの横を通って、戻って来ました。
行く手には出入り口のターンスタイル。帰りはそのまま通り抜けます。

そういえば、園内の建物の多くは、色がシェーンブルン宮殿と同じクリームイエローです。
リサイクルプラスチック用のゴミ箱にペンギン。
素敵なショップがありますが、この時は営業していませんでした。棚卸し中?
ショップの横にあった、プリクラ式絵はがきプリントマシン。

各種動物の写真を選ぶと、そこに自分の写真を入れた絵はがきができます。ペンギン主役のはなかったみたいです。

上部にカメラがあるのですが、背景はどうなるのかな? 日本のプリクラみたいに幕がありません。


その他:

シェーンブルン動物園は世界最古の動物園だそうです。ハプスブルク家ゆかりのシェーンブルン宮殿の庭園内にあり、1752年に王室の動物飼育園として設立され、1779年から一般に公開されているそうです。

屋内屋外ともに、ペンギン飼育場はいい感じでした。ですが、ヨーロッパでは冬が厳しいのでフンボルト属の飼育が困難だといわれるそうです。雪の中のフンボルト、ちょっと心配になります。

オーストリアの公用語はドイツ語。ペンギンはドイツ語でPinguin、複数形はPinguine、男性名詞です。ついでに、イワトビペンギンはFelsenpinguin(岩山ペンギン)、キングペンギンはKo:nigspinguin(王様ペンギン、"o"はウムラウト付)、フンボルトペンギンはHumboldtpinguin。Humboldtは18-19世紀に活躍したドイツの博物学者で、近代科学としての生態学や地理学の基礎を築いた人です。

雪の降る中、入園者は少なくて、ペンギン前も空いていました。ただし、他の動物を見る時間的余裕はありませんでした。パンダもいるし、日本から送られたタンチョウもいるそうで、見られなくてちょっと残念。

シェーンブルン動物園への行き方は、下のリンクから「道案内」をご覧ください。

2015/01/07




オマケ写真 3



降りしきる雪の中、プールの小島に佇むペアらしき2羽。


オマケ写真 4



寒中水泳しよかやめよか迷っているような2羽。



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