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登別マリンパークニクス Page 7 (2012/06/27) 産みたてタマゴ 

タマゴ騒動の巻
朝開館と同時に入場、ペンギン前に駆けつけてみると。

キングのオスが抱卵姿勢。野次ペンギンを追い払う様子など、真剣そのもの。

バックヤードに通じるスライドドアの前は、キングのペア御用達のポイントです。オス2羽が遠巻きにして見ています。
このドアは、ガラス張りの別室に通じています。ドアは開いていますが、ペンギンが通れないようにしてあります。

なぜかキングとジェンツーが集まってのぞき込んでいます。
抱卵しているのはピンク君。ニクス生まれの比較的若い個体です。

この姿勢のまま落ち着きなく動き回っていました。もし本当にタマゴを持っているのだったら、アブナイですよ。
飼育員さんがやって来ました。

こんなふうに刺激してみますが、ピンク君は立ち上がろうとしません。タマゴはあるようです。

母親は緑バンド、昨日はまだだったので閉館後から今朝にかけて産卵したらしいとのことでした。
応援に駆けつけた飼育員さんを猛烈に攻撃するピンク君、かなり気が立っています。

1人が気を引きつけて身体を少し伸ばさせ、その隙にもう1人がハラの下をのぞき込んでいました。

タマゴ確認!(観察側からは見えませんでした。)
飼育員さんが準備のために立ち去ると、ピンク君は岩陰に移動。やっと母親が現れました。(ドアの前、左の個体)

2羽で野次ペンを追い払います。
また出てきたピンク君。

ガードに立っている緑バンドのキングは、もともとは緑白ちゃんなのですが、この時は緑のバンドだけになっていました。
安全を図って別室で抱卵させます。引越が必要です。

まずは行く手を遮る邪魔ペンギンを排除・・・できないので、まとめて別室に収容し後で追い出すことに。

そういうわけで、別室に追い込まれる野次ペンたち。
引越道中の事故を防ぐために、タマゴを偽卵と取り替えます。

矢印が偽卵。危険なクチバシを封じておいて、素早く交換。

観覧側に指揮を執る人1人、現場に3人、総勢4人の大作戦です。
思うように歩いてはくれないので、スノコで迫ります。

ペンギンや人間が近づくと攻撃しますが、相手が板壁だと避けようと移動します。

おっと、ゴロ石の転がるピットに落ちないように! もう1人スノコ係がいればいいのにと思うのは、のんきな第三者。
ピットの縁を周り、上手く別室の方に向きを変えました。じりじりと進みます。

「がんばれピンク!」と飼育員さんから声援が。

このように、あくまでもタマゴを守らせることが、抱卵欲を維持させるのに必要なのでしょう。
別室に用意されたスノコに上がったピンク君。相方の緑白ちゃんが先に場所を取っていました。

野次ペンギンは追い出されました。
キングの抱卵は、隅っこが上席らしいです。

タマゴを運びきったピンク君、しばらくは息を切らしていました。

偽卵はホンモノと交換されるはず。有精卵なら2ヶ月弱で孵化します。楽しみ。
タマゴ騒動はこれにて一件落着。

ガラスには抱卵中であることを示すプレートがかかりました。

写真は2009年モデル、赤白君です。



オマケ写真 1



「どこにおったらええねん。」 
居場所を求めてタマゴを抱いたままウロウロ。落ち着かないピンク君。



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お食事タイム
お食事の前にお掃除。左側のドア前で掃除の準備を監督するジェンツー。

換羽が近いので、羽色が抜けていたり羽が浮いたりしています。
掃除や掃除や〜〜。なぜかみんな忙しそう。

巣穴に隠れていたケープも出てきてます。
キングのお食事場面は省略。

ジェンツーの期待に満ちた顔がカワイイです。
お口に入れてもらいます。なんか目がうつろ。
飲み込んでいます。サカナの長さとノドの長さを比べてみると、ちょっとビックリ。

やっぱりうつろな表情。普段からこんな顔だったら、ちょっとコワイですね。
お次はイワトビの番。イワトビ用の餌バケツをお出迎え。

待ちきれないケープも様子を見に来ました。
イワトビのお食事場所は右寄りにある岩のあたり。イカナゴなど小ぶりのサカナが供されます。

換羽間近のイワトビも羽がボサボサ。

ジェンツーがお行儀よくみつめています。
ケープには手渡しせずにセルフサービス。こちらもイカナゴなど小ぶりのサカナ。


パレード
2羽が抱卵態勢に入っているので、パレードキングは3羽。
ジェンツーも3羽出ました。
やっぱり道草を食うジェンツー。走っているジェンツーもいます。
先頭を走ってきたジェンツーが広場の休憩所に入場したところで、まだ見物人は沿道のほうにいます。

簡易スプリンクラーが設置されています。
パレード隊が全員到着する頃には、やっぱり人垣がびっしり。
解説する飼育員さんの足に挨拶するジェンツー。ウケます。




オマケ写真 2



黄色君の華麗なるペンギン音頭。ツルもビックリ長い首〜。


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オフのペンギンたち
 
キング、ジェンツー、イワトビが左側の金網の方に集まっています。

イワトビがこのあたりに固まっているのは珍しいと思います。

ケープは巣穴にこもっています。
突然ですが、改めてキング個体紹介。

抱卵中のピンク君、さっきと同じ写真。緑バンドの緑白ちゃんとペアになってます。
タマゴの産みの親、緑バンドの緑白ちゃん。過去の写真では緑白バンドで出ています。

黄色君と白ちゃんの母親。決して若くはないはずですが、頑張っています。
白ちゃん。2009年生まれで現在キング最年少個体。緑白ちゃんと故赤白君の子。
黄色君。2008年生まれ。緑白ちゃんと故緑君の子。Page 5 でカッパ頭になっていたヒナちゃんが、ここまで立派に育ちました。
青白君。緑白ちゃんと並んで高齢の部。なぜか黄色君と仲良し。

白ちゃんと仲良くすればいいのに。

キングは以上5羽。
相変わらず高所を好むイワトビたち。
手前の岩に集っていることもあります。換羽が近いのでボサボサ。
昨年生まれの若者イワトビ。黄緑君です。
頭だけ換羽が始まったみたいなジェンツー。リボン模様がほっかむり模様になってます。
ゆったりと水中を進むキング。
ウミガメみたいな恰好で浮遊するキング。
青白君(左)と黄色君は、首を伸ばしたりはしませんが、とっても仲良し。たいていは一緒に過ごしていました。
そこに白ちゃん(右端)が通りかかったら、追いかけてまで攻撃する黄色君。

白ちゃん、黄色君のすごい剣幕に押されています。

「通りかかっただけやん、そない言わんかて〜〜。」
「別にひとりでええねん、かまわんといてや。」

2羽とは微妙に距離を置く白ちゃんでした。

白ちゃんが繁殖年齢に達すれば、青白君の見方も変わるかも。
気温が上がったので、簡易スプリンクラーが登場。ホースの先端につけた黄色い部分が回転します。

早速イワトビが端の方でシャワーを試していました。

その他:

キングの緑白ちゃん、今年も頑張りました。ピンク君は初めての抱卵子育てになるはずです。タマゴに中身が入っていますように。

昨年生まれのイワトビも無事に成長しています。今度の換羽でオトナ柄にヘンシンします。

名古屋港水族館からジェンツーがやって来て1年3ヶ月。屋外生活にもすっかり慣れているようです。

ケープは今回もあまり外に出ていませんでした。やっぱりジェンツーを警戒している?





資料展示のキングペンギン骨格標本。外からは見えないけど、首の骨はS字形に曲がっています。これが外から見るとツルの首みたいに伸びたり、ぐっと肩にめり込んだりするんですね。

2012/06/27



オマケ写真 3



真っ赤に透き通る目が美しいイワトビ。きゅうっと伸びをしました。


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