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ロンドン動物園 Page 3  (2011/12/09)

ペンギン・ビーチ、ペンギン・ビーチ・ライブ、ペンギン看板


冬のペンギンビーチは人影もまばら。ゲートを入ったところがプールの北端エリア。
アクリル柵の向こうにペンギンが見えています。

プールに沿って右の方に移動していきます。
石ころビーチでひなたぼっこするフンボルト。

中央奥の個体は、ケープの亜成鳥みたいな顔に見えますが?
向こう岸にもいますが、巧妙に石に擬態?しています。
泳いでいる個体はごく少数。
プールは大きなヒョウタン形をしています。ここは、ヒョウタンのくびれ部分。仲良しペアがいます。
その近くに集うフンボルト。

向こうに見えるのは、ウッドデッキと、ペンギン観察基地を模した建物「Base Camp」。
キングも顔負けの行列。

彼らはどちらかというとデコボコの砂利よりもツルッとしたプールの縁を歩くのがお好きなようです。
地面から低くなったところに、水中観察窓が。

魚眼レンズみたいに広範囲が見えるのですが、何しろほとんど泳いでなくて・・・。やっと1羽通りかかりました。
南端に近づきました。亜成鳥が集まっています。やっぱりケープっぽい顔。

向こう岸(東岸)に見えるのは Base Camp。
同じグループを違う角度から。ハラが見える個体は、フンボルト亜成鳥らしい顔です。
プール南端まで来ました。アクリル柵越しに北を眺めたところ。

ヒョウタンの首の向こう側が、たぶん拡張前のプールだと思います。拡張部分のほうが広大ですね。
南端にある階段観覧席にのぼってみました。

白線で囲んだのが、先ほどの写真で亜成鳥の集まっているところ。

勢いよく水を出しているので、水面が泡立って白くなっています。

奥に見えている建物は、ペンギン施設ではありません。ミルクセーキバーなどが入っています。

これは動物園の外から見た図です。左手に観覧席、右にプールが見えます。
亜成鳥に再接近。
寝転ぶケープ顔亜成鳥。冬の低い日差しをあびて、気持ちよさそうです。
石組みにもたれてお休み中のフンボルト顔亜成鳥、ホッペが白い。

フリッパーを胸の前で組んでいるみたいなのがラブリー。
いました、Ricky the Rockhopper、イワトビのリッキー君。

見たところイワトビは1羽だけのようです。
南東隅、ペンギン観察基地前のウッドデッキからの眺め。

デッキの黒いフェンスが途切れるところから向こうは、立ち入り禁止エリアです。ネットが張ってあります。

中はどうなっているのか気になりますが、
対岸から見てみると、こんなふうに観客からは見えなくしてあるのです。

ちょうど飼育員さんが集まって、ペンギンを囲んで何かしているところでした。写真を撮ったり。

たぶん、ここが触れあいイベント会場 VIP エリアなのかも。壁の中はバックヤードかな?
デッキから北西の方を眺めたところ。ゲートを入ってすぐにあるアクリル柵が見えます。

広いので、望遠でもペンギンが小さくしか写りません。
上の写真の対岸。ペアが巣穴から出てきました。
プールの南東角にあるナーサリープール。ヒナが孵化後2-3ヶ月をここで過ごすのだそうです。

この時は使用されていませんでした。繁殖シーズンは3月〜6月とのこと。
東岸に並ぶ巣穴。

巣穴の周辺は土、そして大きなグリ石、小石から砂へと、自然のビーチを再現しています。
ぞろぞろとペアの集団が出てきました。後ろに巣穴が見えています。

茂みの向こうは動物園外で、リージェンツーパークの公園内歩道になっています。実は、外からもちらりとペンギンプールが見えるのです。
水泳のお時間になったのでしょうか。たくさん泳ぎ始めました。

デッキからは、泳ぐペンギンを見下ろすことができます。
落ち葉をフリッパーにくっつけて泳いでいます。わざとじゃないと思いますけど。



オマケ写真1



イワトビのリッキー君。見事な冠羽と、どっしり体型。ロンドン動物園のセレブです。




ペンギン・ビーチ・ライブ

11:30から始まるペンギン・ビーチ・ライブ。

スチールメジャーで示しているのは、最大種エンペラーペンギンの大きさ。わかりやすい工夫です。

メジャーは約120センチだから、体長を表しているのですね。でも、この形だと身長みたいだし、実際に「身長」と言っていたようです。

エンペラーが普通に立つと、身長は90センチくらいだと思います。

今度は最小種フェアリーペンギン。

彼らはかなりの前傾姿勢なので、「身長」はどうやって測ればいいのでしょう。

そういうわけで、鳥類は「体長」で長さサイズをいうのですね。クチバシから尾の先端までまっすぐに伸ばした長さです。
地球儀ビーチボールでフンボルトペンギンの生息地を説明。これもわかりやすいです。
ペンギンの特徴を、子供にパーツをつけていって説明しています。

1.ハラが白くて背中が黒い。 2.フリッパーは平たい。 3.クチバシがあるよ。 4.イワトビには冠羽がついているぞ。

日本なら、希望してモデルになった子供に記念品が出るところ。こちらでは無報酬ボランティアでした。


ペンギン看板その他

ゲートを入ってすぐ。
等身大の penguinologist (すなわちペンギン学者)看板。モデルは、ロンドン動物学協会のペンギン学者 Dr. Tom Hart (トム・ハート博士)だと思います。

マカロニとフンボルト看板は人間と比べて大きすぎ〜。

オレンジ色の浮き輪は、救助用。ちゃんとロープもついています。
「イワトビペンギン以外は岩のぼり禁止!」
フンボルトペンギンの紹介看板。

「生息地: チリ、ペルー」

「食物: イワシ、ヤリイカ、その他の小魚を沿岸で捕らえる」

「名前の由来: 1800年代に南北アメリカで調査研究をしたドイツ人自然科学者・探検家のAlexander von Humboldt にちなむ」

赤い文字は、「危急種」。
黒足ペンギンの紹介看板。

「生息地: 南アの南および南西海岸、ナミビア」

「食物: マイワシ、カタクチイワシ、その他のサカナ、ヤリイカ、オキアミ」

「名前の由来: 足の色から。また鳴き声がロバに似ていることからジャッカス(=雄ロバ)ペンギンとも」

「危急種」

日本語のケープペンギンは、南アのケープタウンに由来するそうですね。

  イワトビペンギンの紹介看板。

「生息地: 亜南極の島々

「食物: オキアミ、ヤリイカ、タコ、サカナ、軟体動物、プランクトン、コウイカ、甲殻類」
(なんだかダブっているような・・・)

「名前の由来: 生息地の海岸で岩から岩へと飛び移る習性から」

「危急種」

この写真は、前回訪問の時に見たポスターで、アメリカン劇画ふうにアレンジしてあったアレかも。リッキー君でしょう。

  日本語で言えば「ペンギンのひみつ」という感じの、「便利なペンギンの身体各部」解説。


ロンドン動物学協会の南極における観測基地をイメージした展示。資料やポスターも。

ペンギン学者のトム博士は、こんな感じのベースキャンプでペンギンの観察研究をしたのですね。
内部の様子。デスクやモニター、冷蔵庫などが見えます。左手奥の方には、南極での観測用衣服やロープにつるした洗濯物などもありました。
外壁に貼ってあるポスター。

エクソダスという旅行会社の南極半島クルーズ。ロンドン動物園サポーターと入場者は5%OFFですって。


その他:

かなり広いので、ペンギンの写真を撮るのはたいへんです。広々ビーチでくつろぐペンギンたちをのんびり眺めるのがよろしいでしょう。

ZSLのサイトに出ているマカロニは見当たりませんでした。バックヤードなのでしょうか?

プールに説明看板があるケープも、それっぽい顔の亜成鳥数羽がいましたが、ハッキリしません。それにだいたい、フンボルトの群れの中にケープを混ぜておいたら困ったことになるんじゃ?

それと、リッキー君はロンドン動物園で「最年少のイワトビ」とサイトには書いてあったのですが、彼の他にイワトビは見つかりませんでした。などなど、ペンギン・ビーチには謎がいろいろあります。

「ペンギン・ビーチ・ライブは11:30と2:30」と、ゲートに看板が出ています。また、サイトには「毎日11:30と2:30に給餌」と出ていたり。でも実際には、午前はトークで解説のみでした。午後がライブで給餌が見られるのではないかと思います。

案内によると、有料でペンギンとの触れあいイベント Meet the Penguins があるのだそうです。現地には、「チケットはペンギンビーチの横にある Penguin Hut(ペンギンハット)で」と書いてありましたが、ペンギンハットはお休みでした。

けれどこのイベントは、ZSLのサイトで調べてみると、残念ながらお子様対象です。参考までに、毎日2:45から20分間、1日6枚限定、Webでの予約推奨、平日30ポンド、土日祝45ポンド。

ペンギン・ビーチのすぐ近くに大規模なショップがあります。ぺものも数多くあります。おススメはペンギン・ビーチのロゴ入りショッピングバッグ。買ったお土産を入れて帰る用だと思いますが、軽くて安くてお洒落なのが最高です。

動物園の出口が、ペンギン・ビーチと上記ショップとの間を入って右に進んだところに移動しました。リージェンツ・パークの園内歩道に出ます。バスに乗る人は、ショップとカフェの間からトンネルを抜けて北園に入り、橋を渡って出口へどうぞ。バス停が近いです。(正面入り口が面している通りにはバス停はありません。)

ペンギン・ビーチのライブカメラがあります。ロンドン動物園トップページの下の方にある「Penguin cam」からどうぞ。時差は、日本よりも9時間(夏期は8時間)遅れです。
http://www.zsl.org/zsl-london-zoo/

2011/12/09




オマケ写真2



気持ちよさそうに泳ぐペンギン。揺らめく水が光の縞を描いています。

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