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リスボン水族館訪問記一覧

リスボン水族館 Page 1 (2019/09/05)
Oceanario de Lisboa




ゆったりとした水族館





チケットを買い、エントランス棟の2階から長いスロープを歩いて、




突き当たりが水族館。入口には「Your visit supports Ocean conservation」というメッセージが。海洋環境の保護に力を入れているようです。




入口にあったフロアガイド。これは上階、スロープ通路から入ったところのフロアです。

中央の大水槽の周囲を反時計回りに回るようになっています。最初(図右下)が北大西洋、次に南極海、温帯の海、熱帯の海とセクションが分かれています。

各セクションの展示水槽を中央大水槽とつなげて配することで『一つの海』というコンセプトを表現しているのだそうです。

ペンギン展示は黄色で囲んだ南極海エリアにあるはず。




下の階には比較的小さな展示水槽が並んでいるようです。それにしてもザックリとした案内です。

フロアマップはチケット売り場で渡されなかったのと、探せなかったので、あとでサイトで見ればいいやと思っていたら、公式サイトにも詳しいフロアマップは出ていませんでした。




入口すぐの中央大水槽。ここに水槽の底があるということは、下の階とは別になっているということでしょうか?




マンボウがいます。




北大西洋エリア。建物の外側を向いています。洞窟から外を見るようなレイアウトが何ヶ所かあります。




滝があったり、自然光を活かしてホンモノの植物を育てたり、そして屋内なのにとても広いのが贅沢です。しかも、ガラス越しでない展示。白円で囲んだところ、何かいます。




拡大して見ると、ウミガラスです。ペンギンとちょっと似ていますね。




こちらにいるのは、




パフィンでした。


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いよいよペンギン




南極海展示に到達。さて、何ペンギンがいるのでしょう。




ダイナミックな擬岩。低い透明仕切りがあるだけで、ここもガラス越しではありませんし、自然光がふんだんに入ります。冷房が効いていて、半袖の人が寒そうにしています。




上の写真よりも少し右寄り。ペンギンが小さく見えます。




マゼランペンギンです。擬岩には巣穴や身を隠す窪みが設けられています。擬岩のてっぺんにポチポチと見えるのは、同居のインカアジサシ。パンパスグラスが植わっています。




上の写真の真ん中あたりを拡大。何ペアかいます。




白い部分は、他の水族館でも見た冷却装置でしょう、雪の感じを出すために冷やして霜を作っているのです。




プールにも何羽かいます。




羽づくろいしながら、すぐ足元までやって来ました。




右端から出口の方をみたところ。通路はプールの上に張り出しているようです。右側に小さな滝が見えます。




出口側から見た眺め。右奧に、入口が少し見えています。




イワトビが1羽いました。




しばらく見ていましたが、ずっと羽づくろいしていて、




こんな姿ばかりの写真でした。ミナミイワトビです。




巣穴の前で仲良しのペア。右の個体は換羽終盤に入っています。




こちらはこれから換羽でしょうか。尾羽がすり減っていて尾脂腺が見えます。ここから分泌される脂をクチバシで羽に塗り広げ、防水性能を高めるのです。




出口付近のペア。




段差を飛び降りる個体。当然ながら、日本で見るのと同じです。




さっきのペアがいた出口近くには大きな霜発生器があって、




手が届く範囲一面に落書きされてました。それにしても、マゼランペンギンって野生ではこんなに寒い所に棲息しているのでしょうか?



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ペンギン関連の説明パネル





南極海エリアで展示している3種の説明パネル。マゼランペンギンは南米大陸南部の海岸とフォークランド諸島、ミナミイワトビは南米大陸の南端に近いあたりから南極大陸に近いエリアにある島々、インカアジサシは南米大陸の太平洋岸に棲息。


ポルトガル語でペンギンは"pinguim/pinguins"、マゼランペンギンは"pinguim-de-Magalhaes"、イワトビペンギンは"pinguim-saltador-da-rocha"と書いてあります。





繁殖について。ヒナは孵化後8-10週間後に独り立ちする。泳ぎと人からエサをもらう訓練のために隔離、その際にモデルとして成鳥1羽をつけるそうです。




当館のペンギン。カラーバンドと名前を添えた個体番号は1から60まで、欠番があるので数は36羽。系図はファミリーの一例で、19羽。

この一覧表からわかるカラーコードは、0から9が白黒茶赤橙黄緑青紫灰で、海遊館のと同じようです。




こちらのペンギンは赤黒なので31番、名前はMarecos、オスとわかります。




フィーディングの様子。フィーディングタイムは10:00-10:30、15:00-15:30。サカナはカラフトシシャモ、スプラットイワシ、ニシンで、1羽ずつ手渡し給餌、ビタミン剤を添加していること、夏には食べる量が増すこと、平均すると全個体で1日16kg食べることなどが書かれています。




南極海の解説パネル。取り上げているのはイソギンチャクとマゼランペンギン。温暖化による危機のことも。


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ペンギンを見たあと





ペンギンの次はラッコ。2頭で仲良く遊んでいます。




こちらは磯を再現したディスプレイ。温帯の海ということらしいです。




熱帯の海。植物の茂る小道もあります。水中では潜水掃除中でした。




出口近くにあった水族館の紹介映像。マゼランの亜成鳥が登場する画面には、「数々の繁殖プログラムに参加・協力しています」と。




ペンギン水槽の水中部分も映し出されました。これは下の階で見られるのですが、残念ながら空腹と足の疲れのため、ここで撤退することに。




入る時に通ったスロープは実は2階建てになっていて、帰りは下のスロープを通ります。建物に入る角に、リスボン水族館のマスコットキャラクター『Vasco』の記念撮影コーナーがありました。




水族館前の水中にも『Vasco』が。




エントランス棟に入り、階段を降りるとショップになっています。




2層のスロープ、帰りに使う下の段は半分くらいの長さ。

水族館の前は広大な広場になっていて、ベンチや屋根もあります。水族館の中は飲食禁止なので、エントランス棟のレストランを利用するか、ベンチでお弁当を食べるかです。


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