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海遊館 Page 23  (2011/12/24、2012/01/26) 
冬の海遊館、パレードとキングひな

2011/12/24
姫様 at パレード
広場の、いつも屋外展示場がある場所には、看板だけがあって、ペンギンも展示枠も見当たりません。はて?
左手の方には、パレードの折り返し地点となるイベント会場が設営されています。これは例年通り。
水色のマットは「王道」すなわちキングの専用通路。バックヤードのドアからイベント会場まで伸びています。

すると、キングはバックヤードから直接お出ましになるということでしょう。
パレードの時間が近づくと、マットの消毒が始まりました。毎回消毒します。
バックヤードの扉が開き、出口の段差にはスロープが置かれます。ここも消毒済みマットでキング様のおみ足を守ります。
さあ、パレードの始まり〜!なのですが、まずはお子様の大好きなペンギン着ぐるみが登場。

えっと、ジェンツー、ですか?
こちらは以前からおなじみのイワトビ。

どちらも愛称がついているのですが、覚えてません〜。
「おのおの方、しばし待たれい。」

パレード開始のご挨拶が流れている間、キングは人垣バリアでストップかけられてます。

「これ、はよう出さぬか。」 昨年生まれの亜成鳥姫様が待ちきれないご様子。ぐいぐい押しています。
「ささ、どうぞお進みくだされ。」

「むむっ、ほんとうに良いのか?」

飼育員さんが道を空けると、一瞬引き気味の姫様でしたが。
「ならば参る!」といきなり走り出そうとした姫様。

「あいやしばらく、お急ぎめさるな。」 手で止められてます。そのスキに先輩キングが先に出ちゃいます。

姫様の力の入った脚が、いいですね〜。
「外じゃ外じゃ〜!」 いかにも嬉しさいっぱいという感じの姫様(先頭)。飛び出してきました。
先に出た1羽(右端)と合流して、パレードにお出かけ。

扉内に子供の姿が見えます。新しいアトラクションで、事前抽選により数人がペンギンのあとについてパレードできるのでした。
お子供衆を従えて、イベント会場まで、順調に歩きます。

でも沿道は人でいっぱいなので、追っかけても姿を見るのは無理。イベントを見るなら、最初からイベント広場最前列に陣取るとよいでしょう。
イベントが終わり、戻ってきました。今回のメンバーは8羽。
右から2番目でちょっとこっちを向き気味にしているのは、姫様の幼なじみであらせられる若様です。

姫様はそのすぐ向こうに。
お疲れ様でございました。バックヤードに引き上げる御一行。
「入るのはイヤじゃ〜!」とごねることもなく、無事に戻っていきました。


キングひな
中の様子は、ちょっとだけ。ヒナの成長ぶりだけ確認。

9月3日生まれのヒナ2号マユゲちゃんファミリーは、ジェンツー陣地の鏡前で寛いでいました。

このあたりによくお出かけしてくるお母さんマユゲちゃんを、父子で追ってきたのでしょうか。ヒナにとっては、かなりの遠出になります。
こちらは9月23日生まれのヒナ3号。カキ氷ポイントで母親(左)と一緒に過ごしています。見事な保護色で擬岩に化けていますね。

その他:

恒例のキング屋外展示が今期はありませんでした。費用の面だけでなく、キングの健康のためにも、バックヤードから直接出すのが好ましいのですね。それに、バックヤードにいれば、ハラに汚れがついたらすぐに洗い流せるので、キングの美しさが引き立ちます。

連続出場してきたマユゲちゃんは、子育て中なので休場。今年はパレードメンバーの大幅入れ替えがあり、若手中心になったのだそうです。したがって、全員が海遊館生まれ。海遊館生まれ第1号のマユゲちゃんは、たしか10歳を超えていると思います。

若手の新人中心となったパレードですが、今回見たところではトラブルもなく、歩くのを楽しんでいるようでした。特に亜成鳥の2羽。

2011/12/24




オマケ写真



元気に戻ってきた団体キング。
中央のうつむき加減が若様、その奥で上を向いているのが姫様です。
クチバシのピンクが黒っぽいのと、胸元の橙色が目立たないのが今のところ目印。




2012/01/26
キングファミリー、新若様デビュー
キングのヒナ2号(9月3日生まれ)と母親マユゲちゃん。

「うちの子に近づかんといてや。」 食事前のお掃除タイムです。フリッパーを広げて寄り添い、動揺気味の周囲からヒナを守っているようです。

ヒナは一見前と同じ姿ですが、よく見ればフリッパーは綿羽が抜け始めています。
左の写真を拡大すると、オトナの羽がくっきり。




ヒナ2号、顔つきもかなりしっかりとして、コワかわいい盛りになってきました。
自信はないけど、顔がヒナ3号(9月3日生まれ)。まだあどけない感じが残っています。

一緒にいるオスは、もしや父君?
いえいえ、たぶんこの羽繕いしてあげてるのが父君でしょう。

奥に母君の顔が見えています。よそのオジサンなら、追い払いますよね。

もしそうだとしたら、初めて見る父君のお姿でした。
母親と過ごすフワフワのヒナ3号。

6月生まれ若様
6月生まれのヒナ1号、バックヤード生活を終えて、水槽デビュー。

ちょっと太り気味だそうですが、立派な若様に育ちました。ただいまゴージャスな襟巻き姿。
お食事前には飼育員さんにご挨拶。
じょうずに食べます。つるつるとサカナが入っていきます。
段差を降りるのが、ちょっと苦手なようですね。バックヤードの床は真っ平らだと思います。

降りられなくて困っていたところ、飼育員さんのサポートつきで、
よいしょ!と飛び降りました。倒れないように支えてもらって、着地成功! 満足げに見えます。
この段差はたいしたことなさそうですが、じっと眺める若様。「上がったら降りられるかいな?」と考えているのでしょうか?
マユゲちゃんのヒナ2号一家を背景に、澄まし顔ポーズ。
ヒナ1号改め若様は、キングエリアから少し離れた中央左寄りでお昼寝していることが多いです。

運動のお時間
お食事が終わると、全員参加の水泳タイム。

アデリー団、飼育員さんに囲い込まれて、否応なしにプールに飛び込みます。水しぶきが派手に上がってます。
お次はキング団体。じりじりと追い込まれます。

奥の方に新若様の姿が見えます。水泳訓練が済んでいないのでしょうか。免除されてました。
どっぼ〜ん!と盛大な水しぶき。次々と後ろから押されて飛び込みます。
要領よく離れていた個体、個別指導を受けています。

もちろん子育て中の親は泳がなくてよろしいです。

ジェンツーとアデリー
いつもと変わらぬジェンツー村、のようですが。ちょっとした変化が。
これです。ガラス際の岩場が広くなり、堤防?がつきました。

ガラス際の隅っこに巣を構えるペアがいるからでしょう。
奥の高台では、相変わらずペア対ペアの口げんか。
雪の坂道でくつろぐアデリー。
巣の跡地に陣取るアデリー。この場所を使っていたペアなのでしょうか?

その他:

2011年生まれのヒナ1号キングは、季節外れの6月末に孵化し、人の手で無事に育ってプールデビューを果たしました。亜成鳥になるのが平均よりもずいぶん早かったことになります。バックヤードで愛情独り占めしていたせいか、ちょっと太め。

これまでの人工育雛亜成鳥は、キングの集まるエリアから外れたところに単独でいる傾向がありました。今度の新若様も、同じく。たいていは中央左寄りで立ち寝をしています。

親に育てられた2010年生まれ若様姫様が群れに交じって過ごしているのと、対照的です。飼育員さんが入ってくるととても喜ぶのも、心細さの現れではないかと気の毒になります。はやくペンギン生活に慣れるといいですね。

2012/01/26




オマケ写真 1



9月3日生まれのヒナと両親。
ヒナちゃんも一人前に氷浴び中。時々大きめの塊が降ってくるんですけど。


オマケ写真 2



いかす!新若様。ファーのマフラーふう綿羽でキメています。


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