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エディンバラ動物園訪問記一覧

エディンバラ動物園 Page 5 (2018/04/02)



春寒のエディンバラ動物園




ペンギンズ・ロック、こちら側にはほとんどペンギンがいません。
4月2日ですが、みぞれと強風で大荒れのお天気でした。





南端の方にキングが2羽。バンドは右白と右オレンジ、というより赤?





オレンジまたは赤のバンドって、前回にはなかったように思いますが。だれ?
バンドの色を変えたのか? 新人か?





変色してますが、白いバンドだと思います。
歩いていたキングはこの2羽だけ。





向こう岸にジェンツーの団地と換羽中キングが。
キング、よく見ると6羽います。合計8羽、前回より3羽多くなってます。





キングは換羽の絶頂期です。後ろにジェンツーのスノーフレークがいます(淡色個体)。
冬のようなお天気でも、季節は春。着々と巣を整え場所取りをするジェンツーたちでした。





右は換羽が終わった個体。左は、この雰囲気がサー・ニルスに似ています。
換羽個体はフリッパーバンドが見えません。外してあるのかも。

サー・ニルスは2016年8月に名誉連隊長から更に昇進して准将となりました。





ほかの2羽。これでは動きたくありませんね。





歩き回っていた2羽(換羽はまだ)がやって来て、8羽そろいました。

男子5羽のところへ、念願のお妃候補がやって来たのでしょう。
換羽個体はフリッパーバンドが見えないか外してあるので、性別がわからず残念。





泳いだり走り回ったりのジェンツーもいますが、





かなりの数が巣で場所取りをしています。





エディンバラ動物園には淡色ジェンツーが何羽かいます。
まずはスノーフレーク。オスです。バンドはついていません。





右端に淡色のメスがいます。





対岸を歩いているのもメス。前に同園のブログで、彼らは血縁ではないこと、
淡色でも繁殖しており、彼らの子供は標準色だという記事を読みました。





こちらは南寄りにあるイワトビの領地。端の方に置いてあるのは、





巣の屋根です。イワトビも繁殖シーズンが近づいています。





カラフルな敷石のプールサイド。





飛び込みます。





橋の上から北側を見ると、観察小屋の前が立ち入り禁止になっています。
以前はこのあたりがジェンツー団地になっていました。
プールの一番奥に浮いているのは、





どうやら浮島のようです。風に押されて接岸したもよう。



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ペンギンパレード




観察小屋からの眺め。気配を察したペンギンたちが集合場所に急ぎます。
パレードは、アクリル壁の向こうに見える芝地を1周します。
観客は芝生側に立って並び、ペンギンがコースを外れないようにするのです。





この扉が出入り口。おや、帰ってしまうのでしょうか?





キングはこのようなわけで、休場。





巣の場所取りだけでなく、遊びに夢中な個体も出場しません。





観客の並び具合を確認するように外をうかがうジェンツー。





ジェンツーが5羽出ました。ペンギンパレード、始まります。





パレードは、飼育員さんが後ろ向きに歩いて先導。





ペンギンの後ろ側にもつきますので、





ペンギンの写真が撮れるのは、ほぼ自分の前を通り過ぎる時だけ。
地面の赤線は、パレードの観客が立ってはいけない区間です。





広場の向こう側にまわりました。観客の人垣も移動します。





そろそろゴール。たたたっと小走りの足運びが小さな子供みたいでカワイイ。



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ペンギン物件その他




エディンバラはわりと海に近いので、カモメの仲間がやって来ます。
これは大型のカモメ類の、亜成鳥のようです。





パンダ館は、整理券なしで自由に入れました。
悪天候のせいか、とても空いていました。





ペンギン物件。ペンギンズ・ロック前芝生広場の、キングペンギン像。





同所ジェンツーおよびイワトビ像。





もう1体、ジェンツー像。足の間にあるのは小石? 3個あるからタマゴじゃないよね。
これらのオブジェは微妙な出来ではありますが、コワイところまではいきません。





ペンギンズ・ロック周辺には、こんなオブジェもあります。
ちょっとキモいかも。キングペンギン色のゾウ。あ、でもヒナはエンペラー。

以前、この場所にはジェンツー仕様のウシのオブジェがありました。





こちらは環境問題啓発オブジェ。





石油製品の飲食物容器で作った、プラスチックペンギンの『ペドロ』。
5人が4日がかりで製作。土台は中国フェスティバルで使われたペンギンランタン。





植物原料製の微生物分解可能な容器でできたヴェジウェアペンギンの『ヴィッキー』。
園内で使われている全ての使い捨て食器やカトラリーは、このタイプ。
12週間で堆肥になるそうです。
後ろに見えているのは、ペンギンカフェです。





こちらは少し離れたところにあるペンギンズパーラー。残念ながらお休みでした。





壁には大きなペンギンデザインが。





この壁にあるアイスクリームの看板に、さりげなくジェンツー。





動物園入り口。みぞれ吹雪で寒い中、ロードデンドロンが咲いていました。





動物園看板。新しいロゴはジェンツーを使っていますが、
まだここではキングがご健在です。

隣にあるホリデー・インは、動物園には便利だけど団体客がものすごく多く、
朝食時に大混乱、料理やパンの補充が間に合わないなど、困った記憶があります。





エディンバラ市街中心部に戻るロージアンの路線バス。手前の26番、ペンギンです。
前のバスはフラミンゴバス。他にもパンダ、ライオン、爬虫類などいろいろあります。
動物バスに乗れば動物園に行けるので、わかりやすいですね。

バスにペイントしてある黄色い正方形が、動物園の新しいロゴマーク。



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エディンバラのペンギン史




サー・ニルス3世は2016年8月22日に准将に昇進。
同時にBaron of Bouvet Island という称号も受けました。

サー・ニルスの軍人としての所属はノルウェーのキングズガード。
サーの称号も、2008年にノルウェー国王から授けられました。
そしてブーベ島は南極圏にある絶海の孤島で、ノルウェーの保護領です。

『ブーベ島男爵』と訳すなら、呼び方はロード・オーラブまたはバロン・オーラブとなりますが、
園の公式掲示が『サー・ニルス・オーラブ』なので。





ジェンツー男子のスノーフレークは1996年生まれ。オシャレな淡グレーが魅力。カノジョあり。
フリッパーバンドはついていません。





1914年にノルウェーの捕鯨会社からキング4羽を含む6羽のペンギンを寄贈されたことが
エディンバラ動物園におけるペンギン史のスタート。





1919年にキング繁殖。南極圏以外で初めての繁殖例となりました。
その後他の種でも繁殖。

1946年、第2次世界大戦中の餌不足のため、ケープ以外のペンギンは全滅。
最後のジェンツーはゴムを飲み込んで死んだそうです。





1947年、ペンギン導入が再開され、再びノルウェーから4種81羽の寄贈を受けました。
この時のジェンツーペンギンの子孫は現在世界各地で飼育されています。

1951年、有名なペンギンパレードが始まります。たまたま開いていた出入り口から
外に出たペンギンたちが、歩き回って自主的に戻ってきたのがきっかけだそうです。

現在のペンギン飼育場 Penguins Rock は、2013年に古いプールを改修してできました。




その他

動物園の頂上まで無料で運んでくれる Hilltop Saffari が見当たりませんでした。
園の案内にも載っていないので、廃止されたのかも。



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