南知多ビーチランド Page 4

	オウサマペンギン館の入り口にあるペンギンラボには、人工育雛中のジェンツーのヒナが展示されていました。きょうだいです。 2009年６月13日生まれ（奥）と15日生まれ（手前）です。体重はそれぞれ1490gと1093ｇ。訪問したのは７月20日。５週間でここまで大きくなる成長スピードに、驚きです。
	ジェンツー成鳥は４羽、南知多で初めての繁殖だそうです。ラボの室温は12度。ヒナたちが入っているのは、冷凍食品ショーケース（たぶん中古）です。マットを敷くなどして改造してあります。
	上と同じ、先生まれのヒナ。うしろの温度計は、10度くらいを示しています。
	アクリル製の箱にもたれて一休み。
	オトナと同じカッコウでもお昼寝できますが、
	やっぱりこの方が楽ちん？　熟睡ポーズなんですが、倒れているようにも見えて、ちょっとドッキリします。なぜかアクリル箱（前が開いている）に入り込んで寝ています。
	こちらはキングの皆さん。５羽中４羽がお昼寝してます。
	サンタ君だけが起きていて、観客サービスに努めていました。ガラス際に来て、首を伸ばして羽づくろいしたり、
	踊ってみせたり（ほんとは頭かき）、
	泳いだりと、大忙しです。
	「あ～、よお寝た。サンちゃん、当番お疲れさん。」　みんな一斉に目を覚ましました。
	こちらは屋外のフンボルト。一般プールでは、換羽のまっさかりでした。ですから、泳いでいる姿はほんの少し。暑いさなかに、大変なことです。がんばってね。
	巣穴に潜んで換羽の終わるのを待つ個体も。よけいに暑そう。
	こちらはファミリープール（所帯持ちペンギンの区画）。換羽中の個体もいますが、若鳥が目立ちます。
	この写真には若鳥が何羽いるでしょう？答え：　５羽
	いろんな解説看板が親切です。全羽の名前一覧や、繁殖個体の名付け法則などもあります。

その他：

今年もフンボルトの繁殖は順調で、18羽生まれたそうです。下関に５羽転出、４羽死亡、差し引きこの夏の総数は66とサイトで発表されました。

ジェンツーも、育雛中のヒナ２羽に加えて、人工孵化でもう１羽生まれました。成鳥は２ペア４羽しかいないのですから、素晴らしい繁殖成績です。

キングは、すったもんだの恋愛バトルの末産卵が１コあったものの、繁殖には至らなかったもよう。ドンコちゃんをのぞいてはみんな10才未満ですから、まだまだチャンスはあります。じっくりと頑張っていただきましょう。

2009/07/20

オマケ写真

高いお山の狭い足場で居眠りこくフンボルト。なんでこんな場所で？